あらすじ
マーケティング書のベストセラーが遂に電子書籍化! 「売れる商品はない。売れる売り方があるだけ」「伝え方ひとつで売上は10倍違う」「商品・サービス・ブランドを独自化すればお客さまに選ばれる」と語る著者の、具体的かつ実践的な手法がギッシリ詰まった1冊。実際のチラシやPOP、ニューズレターも紹介されており、今日からのビジネスに即役立つ。Gunosyに掲載されて大反響を呼んだ「売れるチラシの作り方10の法則」も電子書籍版限定の特別付録として収録! 読まなきゃ損の充実の内容。
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Posted by ブクログ
ペルソナを作れとか、ターゲットを絞れとかっていう手法は聞いたことがあったけど、それがピンときていなかった私は、この本でさまざまな成功事例を読んで、ペルソナの有効性とか(本の中でペルソナという単語は出てきていない)とか、ストーリーが大事な理由を理解することができた。
具体的な事例を専門用語なしで紹介していてさくっと読めるけど頭に残るし、マーケティング楽しそうって思えました。
Posted by ブクログ
安売りせずに売れる販促マーケティングの本です。専門書などで頭でっかちになる前におさえておきたい、根本的な部分だと思います。
しかも実例が、とっても楽しいしわかりやすい。
難しい専門用語なども出てこないので、興味半分でも読みきれます。
Posted by ブクログ
お客様は「商品」を買っているのではなく「価値」を買っているのだというマーケティングの根底思考をベースに、具体的な事例を交えながらその効果や方法を紹介している。
どうしてもすぐに結果がほしくなって安売りに走ってしまいがちであるが、ユーザーにとって安く買えること自体には付加価値はないため、継続しないし、他社と競争になりやすい。そうではなく、きちんとユーザーの本当のニーズを把握して、自社が提供できるニーズに対しての価値を売ろう。
もちろん言うは易し、行うは難しの部分もあるけど、一番重要であることが納得できた。
Posted by ブクログ
チェック項目6箇所。多くの人は、モノを売ることばかりに一所懸命になっている、でも、大事なのは「体験を売る」という視点です。売れる商品があるのではなく、「売れる売り方」があるだけ。味や材料へのこだわりだけでは価値は伝わりません、商品やサービスのスペックをいくらいっても独自の価値は伝わらないのです。人間は価値を知らないものは選ばない、興味ももたない。身長120センチの子供が手を伸ばしたときにどこまで届くのか。選ばれるために、買ってもらうためには、何が重要なのか? それは「関連性」ということです。
Posted by ブクログ
本職は商品の委託販売をやっています。
多くのクライアントから商品を預かって販売をする立場なので
この本はとても勉強になりました。
売り手、買い手をしっかりと把握し明確にする。
モノを買ってもらうのではなく、買ってもらった先の体験を示す。
お客様との関係を築き良い距離感を保つ。
なんとなくわかってはいたけれど、いざ言葉にするとこうなのか。という発見が多かった印象です。
Posted by ブクログ
マーケティングの本。
あまり期待せずに読み始めたけども、とても参考になる、示唆に富んだ本だった。
売れる商品があるのではなく、「売れる売り方」があるだけ。
というのは、読んでみると納得。
人との関係性を作るというところと、お客様がその商品・サービスを通じてどんな体験をするのかという視点は、
確かに!と思わされました。
こういうことって、なんとなく分かっていても、具体例と織り交ぜて説明されないとイメージが湧きにくいんですが、本書では具体例が豊富にあるので、自分の仕事の中でも何をすべきなのか、ヒントになることが多く含まれています。
読んでみると思うことは、「個性」というものが何より大事ってことで、その「個性」というのは、商品やサービスそのものであることもあるし、あるいは自分という提供者のプライベート部分だったりするわけで、その「個性」をお客様に伝えていくことって、ビジネスのどの部分でも必要なんじゃないかなってことです。
ふと、スタバの接客業を思い出しました。
思うに、スタバのスタイルっていうのは、どちらかというと「守り」に傾いているような気がします。
基本をしっかりする、不満を作らない、来てくれたお客様を大事にする。
ただ、これはブランドが確立されて、唯一無二の存在になっているからこそできる戦略であって、世の中の多くの企業はもっと苛烈な競争の中に巻き込まれているわけで、これだけやっていてもお客様から支持してもらえない。
そういう「守り」の部分は、勿論どの企業でも大事なことではあるのだけど、それプラス、「攻め」のマーケティング、新規・既存のお客様への訴求・取り込みっていう軸での戦略が大事なのだと思います。
実際、気付いていない会社が大半。
気付いているかもしれないけど、アクションを起こせていない企業も多い。
だからこそ、具体的なアクションに起こせる会社は、お客様を呼べると思います。
Posted by ブクログ
商売人なら安売りはしたくない。
安売りしてしまうのは
その商品の「価値」をお客さんに伝えきれていないから。
「価値」とはお客さまが選びたくなる理由。
小売・サービス業に携わる方は必読!
必ず参考になると思います。
Posted by ブクログ
筆者の経験談や実際の広告の写真など惜しげもなく公開されています。参考にしてチラシを作る助けになると思います。売るための方法は値下げばかりではない、というのはまさにその通り。この先生の助けを得れば、自分では気づいていない価値をさらにたくさん見つけてもらえるんだろうなあ。
Posted by ブクログ
恥ずかしながら、藤村さんの本を読んだのは初めて。
工夫を凝らした成功事例とともに、お客様との信頼関係を築きあげていくための、この時代に必要とされている大切なモノ・ヒントが非常に分かりやすく伝えられています。
「売れる商品はない。売れる売り方があるだけ」という言葉が心に響きました。
Facebookなどのソーシャルメディアをビジネスで活用しようとしている人たちにとっても、この本を読むことで運用方法が大きくプラスに変わると思います。
実店舗ビジネスを展開している友人にぜひオススメしたい一冊です!
Posted by ブクログ
非常に興味深い。
体験してもらうことで価値を伝える。
一昨年くらいに色々と実現に向けて考えたなぁ。
実際には「個」がそれぞれに違う価値を持つので、いろいろな成功事例が作れると思うのだが、それを大量生産することはもちろん、均一なサービスとして提供することが難しい。
非常に狭い市場においては有効だが、たくさんのお客さまのニーズに応えるものになるのか、そしてそれは本当に売上をもたらすのか?
とはいえ、何もアイデアが浮かばずに悶々とするくらいなら、自分の得意な分野をうまく活用することでマイナスには働かないはず。
「自分」とは世界に二人といない存在であり、価値である。
(若干文中表現は異なりますが)
確かにそうだよな。
歳を重ねるにつれて、周りに迎合してうまく切り抜ける事がうまくなって閉まっている感じがする。
商売ということだけでは無く、改めて気付かされた。
Posted by ブクログ
あまり期待していなかったが、非常にタメになったし読んでいて面白かった。
何故か?
実際にあった事例を具体的に且つ数値まで示して提示しているからです。
タイトルにあるように、「価値」の伝え方をちょっとした工夫で売上が著しく改善した例が沢山出ています。
昨日読んだ、 「100円のコーラを1000円で売る方法」は、マーケティング理論をストーリー仕立てで分かりやすく解説した本だったが、そもそものストーリーがいまいちだし、事例も具体的ではなく分かりにくかったので、失礼ながら駄本と評させて頂きました。
しかし、本書は見た目のチープな感じとは裏腹に、かなりの説得力がある事例集です。巻頭には、実際の事例のチラシや店頭などのカラー写真が掲載されており、より理解を促進するように考えられています。本質的にはコトラーを始めとするビジネススクールのマーケティング理論で説明できるものですが、やはり現場の人間にとっては理論よりも、実際にどうやるかということです。マーケティングや企業戦略に関わる人にはオススメです。
Posted by ブクログ
マーケティングの本だけど、「顧客」の解釈を拡大すると、この本の応用の幅はものすごく広がる。
考え抜いて、試行錯誤してできた商品やサービスには、もう既に価値がある。
もし思うように顧客が増えない、反応しないとしたら、それはサービスが悪いのではなく、そのサービスにどんな価値があるのか充分に伝えきれていないからだ。と著者は主張してる。
どういう風に、既にある価値を伝えるか。
この点を分かりやすく学べる本。
もう既に高い質を、更に向上させることに行き詰まっているなら、視点を変えて「売り方」を学ぶことも重要だよ。
「顧客」を企業や商店の顧客と定義すると、「売り方」の本にとどまるけど、例えば顧客を「一緒に働くチームのメンバー(上司・部下)」とか「家族」とかに置き換えてみてもいいと思う。
身内だからこそ、相手に言わなくても伝わってると思って、伝えてないことがたくさんあるでしょ。
それも、ただ一方的に自分の言いたいことを言うのではなく、相手が欲しい情報を伝えること、これが大切。
「売り方」っていうといやらしいし、テクニックで売るなんて…って、抵抗があるかもしれないけど、「伝え方」の本だから、きっと役に立つよ。
実践すれば、事業の展開も変わってくるんじゃないかな。
Posted by ブクログ
販促コンサルタントの方が書かれた本。
価格以外でいかにお客様に価値を提供することができるか、という目線で書かれた事例集的な本。
具体例も豊富で非常に即効性もあり、◯。同業種で事例を探されている方にはオススメ。以下抜粋
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①ターゲットを絞り込まない。
②売り込まない
③「好き・楽しい」を発信
④人のストーリーを語る
⑤新たな意味付けをする
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③「好き・楽しい」を発信
└サッカー好きの美容室オーナーがいたら
サッカー服を来て接客をする
※基本的には人は忘れるもの
→定期的にお客様と常にコンタクトをとりましょう
・個性的になるために、個人を発信していく。
・会社とは友達にはなれないが、「中の人」とは仲良しになれる
例:黒川温泉わかば
のど飴とクッションで予約が殺到が殺到した温泉旅館
「ターゲットを誰にしようか」
→おしゃべり好きな主婦に使用
「何を伝えるか」
→おしゃべり応援グッズを作ったら面白い
「どんな行動をとってもらいたいのか」
→予約してもらう!
Posted by ブクログ
"「エクスペリエンス・マーケティング」をわかりやすく説明している一冊。
1.「品質・価格ではなく”独自の価値”を伝えていくことが重要」
◆Appleの新作発表は”ユーザーが体験する視点を伝えている”
・MacBook Air:A4封筒からPCを取り出す
・iPhone:ジーンズからおもむろにiPhoneを取り出す
⇒ユーザーに「Appleの製品を使うと、こんな体験ができる」と伝えている
CMもTV電話で遠く離れた孫と話せる、とか走りながら音楽が聴ける、とか体験ベースで作られている
商品やサービスのスペックをいくら伝えても、独自の価値は伝わらない
体験の価値や、創業の思い…など
◆人は価値を知らないものは選ばないし、興味も持たない
必要がないと思ったら選ばないし、手も取らない
その原因の多くはちゃんと”価値を伝えられていない”ことにある
2.「ターゲットプロファイリング:お客様を”ただ1人”まで絞る」
・具体的に誰が、どんな属性の人が求めているのかを考える
・どうやったら伝わるのか、喜んでもらえるのか
・ターゲットを絞ることで、より具体的な施策が打てる。伝わりやすい言葉が選べる。
3.「現代消費の心理=より関係性の深い人から買う」
◆磯野家に頻繁に出入りしている”三河屋のサブちゃん”
・そろそろビールが切れますよね、明日はカツオくんの運動会ですが醤油は足りてますか?
⇒家族構成、それぞれの趣味や嗜好まで全て把握していて信頼関係があるから提案が容易
◆初対面でプロポーズされてもOKする人はまずいない
しかし、1年かけて食事や旅行などを重ねればOKまでたどり着くかもしれない
⇒”人は選ぶのに時間がかかる”ということ
だからこそ、信頼関係とタイミング管理が非常に重要になってくる
=継続的な「ゆるやかな関係性」が必要
4.商品やサービスと合わせて、自分を独自化している
商品・サービス・企業、どれも差別化ができないと選んでもらえない"
Posted by ブクログ
今そこら中に溢れている商品からは、なにか新しい物を生み出すと言うより、伝え方が重要だと。
単に商品はこうゆう使い方があるんだよということを伝えるのではなくて、その商品を使ったことによって得られるメリットを伝える。
マーケティング関係の本でよく見る言葉「ベネフィット」ですね。
商品の価値をどう伝えるかがいかに重要なことかを分かりやすく教えてくれている。
・自分が売っている商品を、自分の「個」を出して、人との関係性を深めて、その商品がいかに必要なものなのかを伝える。
・なにか他のものと組み合わせて、いかにお客様の潜在的な興味を引き出すか
Posted by ブクログ
あまり期待していなかったが、非常にタメになったし読んでいて面白かった。
何故か?
実際にあった事例を具体的に且つ数値まで示して提示しているからです。
タイトルにあるように、「価値」の伝え方をちょっとした工夫で売上が著しく改善した例が沢山出ています。
昨日読んだ、 「100円のコーラを1000円で売る方法」は、マーケティング理論をストーリー仕立てで分かりやすく解説した本だったが、そもそものストーリーがいまいちだし、事例も具体的ではなく分かりにくかったので、失礼ながら駄本と評させて頂きました。
しかし、本書は見た目のチープな感じとは裏腹に、かなりの説得力がある事例集です。巻頭には、実際の事例のチラシや店頭などのカラー写真が掲載されており、より理解を促進するように考えられています。本質的には経験価値、顧客ニーズの階層構造など、ドリルと穴など、ビジネススクールのマーケティング理論で説明できるものですが、やはり現場の人間にとっては理論よりも、実際にどうやるかということです。マーケティングや企業戦略に関わる人にはオススメです。
Posted by ブクログ
本を読んでも記憶に残る事は20%と言われています。この本はその意味で、記憶に残る様に構成されていると思います。
売るという事にスポットが当たった内容ですが、ITで効率化され、仕事がなくなっていく中で、人がやるべき事は個人の体験と商品の融合が有効という事を述べています。
世の中の流れとしては、個人情報に敏感になる中で、逆に出していく事が強みになると。
そして、緩やかな関係性を作っていく事が大切な役割となっていく。営業マンの役割もよりソーシャルに変わっていく様な気がします。
そう感じました。
Posted by ブクログ
会社の同僚からお借りした本。けっこう面白く、具体的、そしてビジネス書に大事(と私が思っている)な分かりやすさがとても良いです。やってみたことと、その結果の検証が具体的に書かれているので、腹に落ちる感じです。また、販促に使ったチラシなどを挿絵で加えているところも好印象でした。営業、流通業者、自営業、経営者の方には特にオススメです。本を読んだら、何かやってみようと思うと思います。
Posted by ブクログ
具体的かつ実践的な内容ですので、すぐに役立ちます。特に「サッカー馬鹿の美容室(P144~)」がイイですね。広告や販促物には最後の出口をつくることが大事。広告の出口は何かというと、お客さまにどういう行動をとってもらいたいか、ということ。参考になります。
Posted by ブクログ
前作ほどのインパクトには欠けていた。
モノではなく体験を売る、というコンセプトは同様。
その売り方で個を出すことを強調。
商品の品質で差を付けても、売れた瞬間に他社が類似品を出してくる時代。それだけでは大手には勝てない。
他社にない最も最小単位は、誰が売っているか。それをしっかり伝え、そういう人間から買うことを価値と感じてもらうことが大切。
まずは自分は何が、好きで、得意で、楽しいのかを具体化する。
Posted by ブクログ
マーケティング本だがとても平易で分かりやすく書いている。内容は少ないが、具体例が多くて真似する人は真似しやすそう。ニューズレターは効果ありそうだけど、個を発信するブログって意味あんのかな~。カメラのキタムラの成功事例が書かれていたが普段企業HPのブログなんか見ないけどな。見る人は見てるんだろうか実感がない。ニューズレターもたまにそれに近いものが郵便で来ているが読まないけどな。みんな意外にこういうの見てるのかな~?でも会社で打つDMも情報提供や個を発信したらバックよくなるのかな?キャンペーン案内の方が帰ってくるけどな。美容室やクリーニングのように一定期間で必要になる商品じゃないからかな。求人広告は。でもゆるやかな関係性を保つこと。個人を発信することは農耕型営業のラポール(関係性の構築)構築と一緒だと思う。結局営業はスキルとか商品とかじゃなくて人間と人間の関係性だと思う。これは絶対達成する部下の育て方でも書いてあるが、単純に接した回数で関係性が深まる。売れる人って何回も回数を重ねなくても一発で凡人の何回かの接触に勝る関係性を築ける能力、人を信用させる雰囲気、人を安心させる、親近感を湧かせる能力があるから売れるのではないかと。ラポールがすんだ時点で仕事の半分は終わっていると営業の神、ブライアントレーシーも言っているし。新人の新規の行動には手持ちのニューズレターとかで求人の情報提供をしながら個の発信をさせることはやっぱりいいんじゃないかと強く思った。●好き楽しい得意で個人ブランドにより差別化すること●売れる商品はない売れる売り方があるだけ。4章以降はとくに中小個人商店的なところにはいいこと書いてある。「すでにある価値の情報を編集して意味づけして知ってもらって売る」これは営業がものを売る時も大事。顧客にとってどう価値があるか情報を編集してこそ売れる。個人発信力と編集力を身につけたい。