あらすじ
政治不信の今、若き政治家・加治隆介登場!加治隆介、39歳。一流商社のエリートサラリーマンである彼には、政治家である父・元春と父の下で働く兄・春彦がいた。しかし、代議士の父の急死で衆議院戦出馬要請をうける。総理直々の要請も蹴った加治だったが、政治理念を実行する決断を下した。加治は、落選しても大義を貫きたいと、地元の利益誘導はしない公約を打ち出した。そのため、民政党の公認もはずされ、地元農民の反感をも買い、大苦戦となる。加治隆介の熱き闘いが、今始まる!
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Posted by ブクログ
漫画だというのにものすごく字が多くて最初は萎えた。
でも、「利益誘導は絶対しない」とか「政治家の目指すところは世界平和」とか、なかなか普通はいない政治家の理想像がそこにはあって、よかった。
本当に「国のため」とか「世界のため」ってやるべきなんだけど、それをやるには地元の人から選ばれないといけない。ジレンマ。地元の人はもっとミクロなことを見ているから。
駅つくれとか道路つくれとか。
加治隆介はそういうのを一切否定して国会議員になる。
議を通すのは簡単じゃなかったけど、彼は通した。
途中からすごく保守思想の漫画になってそれはそれで面白かった!
あと政局ね!サンクチュアリはあまり丁寧にそこを描かなかったけど加治隆介の議はグロテスクなほどリアル。俺は政局なんぞ知らないけど。
政局にあまり手を出さない加治隆介が最後に勝つのは本当に理想的。
いつかこうなる日がくればいいですけどね。
弘兼さんすごい。つぎは島耕作でも読もうかな!
ちなみに加治隆介さんはラサールのラグビー部で東大法学部卒って設定。
あと、CHANGEはかなり加治隆介のエッセンスを取っています。軽~くだけど。
それだけ完成度が高いってことでしょうね!
Posted by ブクログ
『黄昏流星群』を読み始めたらまだ完結していないことを知って、とりあえず10巻でやめて、こちらを読み始める。字が多くて読むのが大変だ。ちょうど水道橋博士がれいわ新選組から参議院選挙に出馬するので、そのタイミングで読むのも意義深い。ただ、こちらはバブル崩壊直後で今とくらべたらはるかに景気のいい時期で、衆院選も小選挙区ではない。今の方がいろいろと整理されて、透明化も進んでいるのではないだろうか。
Posted by ブクログ
複数の友人にすすめられて。選挙・国会・外交と色んなテーマがわかりやすく描かれていて勉強になった。加治隆介がぶつかる問題にはどれも正解はない。私達国民も、一人一人が真剣にその問題を考えていかなければならないし、政治家を見る目を養わなければならない。できれば現在の世界情勢で加治隆介がどのように動くのか見てみたかった。あと、自分としてはこの漫画に出てくる女性像にはどれも不満・文句を言いたい(笑)結局男にとって都合の良い女しか出てないんだよね。まーこの種の漫画だと仕方ないのか?