あらすじ
決戦投票で選ばれた平原総理の下、再び外務大臣に就任した加治隆介。ロシア、中国、アメリカと本音で渡り合う。歯に衣を着せぬ加治に各国の対応は…?そして、総理の激務で体を壊した平原は辞任を決意する…!?ついに、加治隆介に総理就任の打診がなされる。加治隆介の選択は!?そして念願の加治政権誕生なるか!?本格政治ドラマ、堂々完結!!
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Posted by ブクログ
7月の参議院選挙の前くらいから読み始めてようやく読み終える。字が多くて読むのが大変だ。
90年代中盤から後半が舞台なのだけど、その当時の課題がクリアされておらず更に景気が悪くなって現在に至っている。政権交代もあまりうまくいかず、その後の自民党の長期政権で余計に悪くなる。
しかし、安倍元首相の暗殺により、今までしっかり蓋されていたものの蓋が外れて、問題点が大いに明るみで出ている。それらの問題が解決されることでよくなるかどうかは不明なのだけど、問題が隠ぺい、放置されているよりずっとましだ。
こんな今こそ加持隆介みたいな政治家がバシッと仕切って欲しい。本当に日本の運命を託したくなるような野党が現れて欲しい。
ずっと読みたいと思っていたのに、気が付けば20年以上経っていた。しかし、20年前に読んでいてもあんまりピンと来なかったかもしれない。自分自身が加治隆介と同じくらいの世代になったおかげで理解できる。