【感想・ネタバレ】猿喰山疑獄事件のレビュー

あらすじ

星グループの若き総帥、星義彦。猿喰山にある星家の屋敷に入り込んできた庭師・鷺坂貢。義彦は鷺坂の美貌と自由な心に次第に魅了されて行くが、鷺坂の意図は別にあって…? 愛を告げる義彦に応えた鷺坂の思惑、そして真実とは!? 最後まで予測不能な純愛物語、ここに開幕!

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ネタバレ 購入済み

衝撃的なお話でした

ARUKU先生名義の「嫌い、嫌い、愛してる」を読んですっかり沼にハマり、猿食喰山は凄いとレビューにあったので辿り着きました。
絵柄は人を選ぶかと思いますが、2話くらいからそんなこと気にしてる場合じゃなくなってしまいました。嘘の中に本当が混じる過去の話、現在の話、犯罪者と被害者とお互いにわかっていても恋に落ちてゆく不安感と多幸感。本当に構成が巧みでこの世界にどっぷりでした。

随所に出てくるカチカチ山の話はこのストーリーの象徴ですよね。
ウサギを騙す狸にも事情があったかもしれない、ウサギが狸を愛して許してしまうかもしれない。
感動的なラストシーンは火傷を負った狸にウサギが愛を告げるシーンだと思いました。3人で(なぜ“3人”なのかは読めばわかります。泣けます)新しい物語を紡いで行って欲しいです。

#泣ける #切ない #感動する

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2024年12月25日

購入済み

レビューの評価が高いことに納得

やはり最後のシーンが良いですね。

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2019年03月22日

Posted by ブクログ

まず表紙の絵とタイトルで読むの躊躇してしまうと思うんです。お金持ちの星と庭師の鷺坂。身分違いの恋とかそんな陳腐な話ではなかった。じつは詐欺師で騙すつもりが恋に落ちてしまう、そんなの全然想定内。とにかくラストが衝撃的。涙が溢れて止まらなかった。

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2017年02月03日

Posted by ブクログ

ネタバレ

読んだ人をとんでもないところに連れていってしまう一冊。
すごく密度が高く、読み終わったときには「そこで終わるとか…え!?なんだったんだこれは…」と今までにない気持ちでいっぱいになった。
ハッピーエンドでもバッドエンドでもない、余韻の残るお話です。

包帯の下から滴り落ちる涙が痛ましい。でもこの先にきっと、幸せがあるんだと信じずにはいられない。

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2015年03月13日

Posted by ブクログ

ネットのおススメで知って購入。
自分じゃ絵柄避けで絶対買わなかったけど
本当にもったいないことをしてた。

ラスト話、たまらない終わり方で
胸を鷲掴みされました…
せつない…けどいい。

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2014年05月06日

Posted by ブクログ

「明日屋商い繁盛」を読んでタダモノではないと、いたく感銘を受けてしまった作者さん。
究極の愛、真摯な愛を描かせたら、天下一品です。他の作品も読みたくなりました。
独特な絵柄なので敬遠されがちな気がします…現に読まず嫌いでした。まさか、こんなに深い世界観を描かれている方とは知らず…
何でもとりあえず読んでみるって姿勢は大切ですね。すごいめぐりあいがその中に潜んでいるかもです。

星グループの若き総帥である星義彦×彼の屋敷に入り込んできた謎の庭師の鷺坂貢。
主人公二人のネーミングがいいです。
生まれや育ちの違いがあっても、二人が抱えているのは大きな寂寥感。屋敷の庭がその心の象徴です。
冷たい風が吹きつける猿喰山の屋敷の庭に、鷺坂は約束していたちいさな薔薇の花を咲かせることができ、同様に義彦の心にもちいさな変化が起きていきます。

途中までは冷徹な王様が愛に目覚め、びっちな男も改心してハッピーエンドで涙、涙のメロドラマみたいなストーリーかと思っていたんですが、そんな甘っちょろい展開じゃありませんでした。衝撃を受けました。
ラスト号泣でした。究極の愛ですね。
「最後まで予測不能な純愛」と銘打ってあったけど、すごく頷けました。
悪人善人でくくってしまうことができない登場人物たち、本心がどうなのか、相手のことをどう思っているのか、中盤までは謎なんです。でも、伏線はしっかりあって、その伏線使いがまた巧みで、後からいろいろその辺りを思い返してはボロ泣きしてしまいました。
セリフのひとつひとつに意味があって、心に残ります。
心を揺さぶられるBLってホントに希少ですが、この方の作品はまさにそのひとつだと思います。大絶賛。

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2014年05月12日

Posted by ブクログ

星グループの若き総帥、星義彦。猿喰山にある星家の屋敷に入り込んできた庭師・鷺坂貢。義彦は鷺坂の美貌と自由な心に次第に魅了されて行くが、鷺坂の意図は別にあって…? 愛を告げる義彦に応えた鷺坂の思惑、そして真実とは!? 最後まで予測不能な純愛物語、ここに開幕! 描き下ろしも同時収録!
出版社より

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2013年02月11日

Posted by ブクログ

オススメ
絵が好みでないが、ストーリーがあまりにも面白い。
ARUKU先生は心にぐっとくるお話を作るのが上手だと思います。

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2012年12月08日

Posted by ブクログ

やっぱり童話的な構造が根底にあるのだろうと確信した一冊。
主人公二人が惹かれ合っていく様が丁寧に描かれていて、
そうだよねえ、こんな人達が出会えば、そりゃそうなるよねぇ…
という説得力がある。
それにしても構成がうまい。
最初の取り調べから過去に回想していく所など、
読者をうまいく誘導しているな!と感心しきりでした。
最後は、ハッピーなのかアンハッピーなのか、
驚きの展開だったけど、童話的にはそうなるよね、と思いました。
切ない。

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2012年09月18日

Posted by ブクログ

全てを持っているようで、実は人に決められた人生に縛られているだけ、おカネはあっても愛は持たない、ってステレオタイプ的にお金持ちを表現するものは多々あれど、お金持ちを羨まないと言ったらそれは嘘になるだろう。愛が無くてもおカネがあればなんとかなるかも、と、持たない庶民は夢想しがちだ。おカネ有るんだから孤独くらい我慢しなさいよ、とも思う。そうやって、その通りに生きる人もいるだろう。
以前ツイッターのフォロワーさんと、この作品をハッピーエンドと思うか、思わないかでBLに何を求めているかが分かれる、と言う話をした事がある。切ないけども、あれがハッピーエンドと言わずなんと言ったらいいだろう、と私は思っている。どうしようもないやるせなさはBLだからこそ表現出来るものだと思っているので、少女漫画の亜流的に描かれる作品を私が避けるのは正にそこなんだ…。お勧めした人が「読んで良かった」と思ったくれた事がARUKU作品に触れる最たるものだとも思っている。読んでくれたありがとう。
もう、しつこいよお前は…ってくらい『猿喰山疑獄事件』読んでるんだけど、ARUKUさん作品はいつもよくやるようにCV誰それで、ってあんまり思わなくて、なかなか当てるの難しいな、って思ってたんだけど、詐欺師の鷺坂:たっつん、星義彦:みきしんで聴いてみたい…叶わぬ夢か。

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2013年07月16日

Posted by ブクログ

友達が大絶賛していた漫画。
オチが素晴らしかった。セカハンではなかなか見つけられない名作。
買って損なし。

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2010年03月13日

Posted by ブクログ

絵柄で戸惑いがあったのですが、面白い~などの感想を見たので手をつけてみました。
最初、話のテンポが合わないかな~と思ったのですが、最後まで読んですごいじんわりと感動がありました。
思わずもう一回読み直してしまいました。
買って良かったです。
セリフの言い回しとかも改めて読み返すと素敵だな~と。すごい丁寧に作品を作っているんだな~というのが伝わってくる感じでした。
ラストのシーンは何回も読み返してしまいます。
アルク先生の他の作品も読んでみようと思いました!
あ~~今年も新年から素敵な作家さんに出会えて幸せです!

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2010年01月30日

Posted by ブクログ

す…すごい…。さすが遙々アルク!勝手に昭和中期あたりに時代を設定して楽しんでいました。
「愛のあるセックスってのはどういうものか教えてやる」「嫌だ、そんなの知りたくない」のやりとりがもう!何度泣いたかわかりません。
やっぱ孤独ってテーマを追求している人の漫画って読んでて泣けてくる。
絵柄で敬遠している人もいるだろうけど本当にいろんな人に読んで欲しい。それと遙々さんの今まで描いたもの全部読みたいです(笑)

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

商業BLにハマったのが遅いので、名作を今更ながらわさわさ読んでおります。
これもその一冊。

BL、こんな壮大な話もあるのですね。
タイトルはこれだし、表紙の絵もあまり好みでないし、でも書評を見ると皆も同じような事云ってるのに読んだら神評価。
どんなものかと読んでみたら、納得!
これはすごい!
最初だけなら、ハーレクイン宜しく、人間を好きになれない鋼鉄の社長の心に、気付いたら入り込んでいた天真爛漫な庭師……のような話を想像しがちですが、全くそんな事もなく、壮絶なラストでした。
この方、他の話も読み漁りましたが、敗者の心情描写が細かくて上手いなあと思いました。

ただただ惜しいのは「絵」です!
他のちょっとほのぼの系でしたらこの絵でも結構平気なんですが、シリアスだと「何で、此処でこの表情?」など絵の固さと独特の癖が気になって。
だからといって、この原作で他の絵なら良かったかというと、そうでもない気もします。
あと、エロは直接描写なしで朝チュンの方がよかったと思います。この絵でもエロシーンがなければ、文句なしの星5つだったかも。
重要だし、エロ自体はないと成り立たないなあとは思うのですが、あの描写で何か我にかえってしまうのでいかんせん。

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2014年01月03日

Posted by ブクログ

グループ総帥の孤高の王様×詐欺師の庭師。
金銭目的で金持ちに近付いて、ミイラ取りがミイラになった詐欺師の話…と書くとありがちな恋愛モノっぽいけど、ARUKU(遥々アルク)さんの手に掛かるとなんて深い物語になるのか。

人の幸せの定義は、その人にしか決められない。多くの人間は、自分の定義を知らないまま生きているのかもしれない。
衝撃のラストが2人の幸せの形なら良いなぁ…

ちなみに今作で、ARUKUさんの描くエロを初めて堪能。
絵柄は癖があるけど、濡れ場になるとそれが妙になまめかしく感じる。
庭師のビッチ加減が堪らなく可愛かった(*´Д`)

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2012年05月09日

Posted by ブクログ

イラストに味があるところは好きだけどデッサン狂ってるのはもう少し頑張ってなんとかして欲しい…。お話が絵をカバーするくらい素敵です。イラストの分を差し引いて★4かなあ。

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2012年03月19日

Posted by ブクログ

本誌で連載時、毎号買っているわけではないので飛び飛びながらも、最終回だけは逃さず読んだ。
うわー相変わらず容赦ねえな……。とコミックス化を楽しみにしていたのが、ついに来た。
ぬるま湯を愛しつつも物足りない気もするBLボケしている頭にはとかく印象的に焼きついた。
前作に登場するキャラとのつながりをうかがわせる人物やその造形、散りばめられた伏線、エピソード等、ひとつ気づけばまた読み返してしまう。
余談かつ蛇足だが、絵柄といい筋立てといい、たしかにこの毛色はビーボーイ向きではないとは思うのだけど、それでも載せようとする編集さんがいることが嬉しい。

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2009年10月04日

Posted by ブクログ

題名を見た時「BL…なのか…?」と(笑)。遥々さんの作品は読む度に「この二人はこの先どうなるんだろう」とモヤモヤしてしまうのですが、今回も色んな意味でモヤモヤしました。

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2012年05月21日

Posted by ブクログ

★3・6
何ともやるせない終わり方;;紆余曲折ありまくりで、最後ああいう形で再会っていうのが…!(泣)でもこんなことがなかったら、きっと蟇田が自分から会いに行くとかなかっただろうし、また一緒に居れるんだと思うと良かったのか…。けどやっぱりなんかもやもやしちゃう;;

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2013年10月29日

Posted by ブクログ

色々絶賛評が出ていたので気になって読んでみました。物語はかなり良かったのですが、絵柄がちょっと…。表情があまり動かない絵柄なので、気持ちを沿わせにくく感情移入しきれなかったです。もうちょっとグッと入り込んで読みたい作品でした。

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2010年04月29日

Posted by ブクログ

表情と動きが固くてマリオネットの人形劇のような印象を受けました…。話はBLにしては作りこんであります。邦画みたいな話。

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2010年03月04日

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