あらすじ
文字、音声、語彙、文法といった基礎知識を習得しても、それだけで日本語がなめらかに操れるわけではない。ことばを扱う場でどうすればよいかという応用技術こそが大切である。本書は、あいまいさや誤解を防ぐために必要な知恵、上下関係が錯綜するなかでの敬語の用法、手紙に込めるちょっとした心遣い、作家たちが紡ぎだしてきた美しい表現など、生活をゆたかにするための、日本語ならではの技を伝える。
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Posted by ブクログ
日本語の意味や語感にまつわる話題からはじまって、敬語のつかいかた、手紙の書きかた、さらに季節にかんすることばのつかいかたや、詩の鑑賞にいたるまで、日本語についての幅広い題材をあつかった本です。なお、おなじ著者による『日本語案内』(ちくま新書)の応用編にあたるようです。
とにかく日本語にかんする話題が広くとりあげられていて、ひとつの主題について論じた本というよりも、連作エッセイのような本として読めばよいのではないかと思います。
意味や語感にまつわる話題は、著者の他の本で読んだことのある話が多く、個人的には多少退屈に感じましたが、後半の季節にかんすることばや詩の鑑賞について書かれたところはおもしろく読むことができました。
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
文字、音声、語彙、文法といった基礎知識を習得しても、それだけで日本語がなめらかに操れるわけではない。
ことばを扱う場でどうすればよいかという応用技術こそが大切である。
本書は、あいまいさや誤解を防ぐために必要な知恵、上下関係が錯綜するなかでの敬語の用法、手紙に込めるちょっとした心遣い、作家たちが紡ぎだしてきた美しい表現など、生活をゆたかにするための、日本語ならではの技を伝える。
[ 目次 ]
1 意味の世界
2 語感のひろがり
3 あいまいさの発生源
4 誤解のメカニズム
5 行動としての敬語
6 手紙のセンス
7 日本語の四季
8 日本語の芸術
[ POP ]
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