【感想・ネタバレ】キリストの身体 血と肉と愛の傷のレビュー

あらすじ

キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定してきた。図像の創造・享受をめぐる感受性と思考法を鮮烈に読み解く、「キリスト教図像学三部作」完結篇。図版資料満載。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

この本好き。何度でも読んでしまう。
手に取るたび、初読時の
「そういえばイエスは磔にされたんじゃん!
身体って大事なテーマじゃん!」と
興奮気味に読んだのを懐かしく思い出す。

偶像崇拝を禁ずるユダヤ教、
それがベースにあるキリスト教について
「キリスト教=精神重視」という
聞きかじっただけの知識を改めさせられた。

人の手によらず出来上がったもの、
人の手によらず複写されたものという考え方や、
同質と類似の混同等、
興味深いテーマが盛りだくさん。

この本をきっかけに岡田温司著の
新書を集めることになった。

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2022年02月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
キリスト教にとって大切なのは、身体ではなく精神、肉体ではなく霊魂ではなかったか。
しかし、キリストの身体をめぐるイメージこそが、この宗教の根幹にあるのだ。
それは、西洋の人々の、宗教観、アイデンティティの形成、共同体や社会の意識、さらに美意識や愛と性をめぐる考え方さえも、根底で規定してきた。
図像の創造・享受をめぐる感受性と思考法を鮮烈に読み解く、「キリスト教図像学三部作」完結篇。
図版資料満載。

[ 目次 ]
第1章 美しいキリスト、醜いキリスト
第2章 パンとワイン、あるいはキリストの血と肉
第3章 肖像と形見
第4章 キリストに倣って(イミタティオ・クリスティ)
第5章 愛の傷

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

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[ 参考となる書評 ]

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2011年04月03日

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