あらすじ
「はりきりすぎが裏目に」「ちょっとした意見を根に持つ上司」「度を越した同性の嫉妬」「内部告発の悲惨な結末」など、気がつくと会社から冷遇され、「負け組」となってしまった人たちの実体験をまとめた、「ダイヤモンドオンライン」の人気連載、待望の書籍化。あなたの負け組度数がわかる、チェックリストも収録。負け組社員は社内の誰? それともあなた?
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Posted by ブクログ
恐ろしく読後感が悪いですが、確かに既存のビジネス書にない組織の本音が書かれています。,・上司は絶対,・実力だけでは、排除される,・適切に成果を上司にアピールせよ,など、旧態依然とも思える処世術の重要さが身にしみます。,要は、意識の持ち方が重要であるとのこと。,負け組みに入りかけている私ですが、参考としていきたいと思います。,
Posted by ブクログ
読み始めはこんな生き方できるかっていうような姑息さを感じさせたけど、読んでいくうちに組織の中で生きていく上で大事なことを教えてもらった。
一種の冷徹さがなければダメってことなんだな、上手に建前と本音を使い分けたりとか。それが出来ないのは意識が学生レベルなのか。
Posted by ブクログ
「負け組社員」となってしまった会社員の具体的事例をもとに、「負け組」になってしまう理由を分析し、「負け組」にならずに職場で生き抜く技術を提示する。筆者の意図は、個人の成長を意図したビジネス書のアンチテーゼを書くことにあり、本書では組織の論理に従うべきという身も蓋もない議論が展開される。
他山の石となる事例が多く紹介されており、職場で生き抜いていくうえでためになることは間違いない。しかし、人間として本書で勧められているような生き方をしたいかといえば、すぐにうんとは言えないところがある。後輩の指導に力を入れては自分の身が脅かされるので、むしろ後輩を潰すべきといった論調には辟易としてしまう。
本書の事例は中小企業が多く、人事制度などが整った規模の大きい会社にも一般化できるかにもやや疑問がある。少なくとも自分の職場はこんなにひどくない。
しかし、従来にない有益な本であるとは思う。