【感想・ネタバレ】幻想の未来/文化への不満のレビュー

あらすじ

抑圧に抵抗しようとする人間の自己破壊的な傾向に注目しながら、宗教のはたす役割を考察し、理性の力で宗教という神経症を治療すべきだと説く表題2論文と、一神教誕生の経緯を考察する「モーセと一神教(抄)」。現代のヨーロッパ社会のあり方と、キリスト教という宗教の本質についての卓抜した洞察から、晩年のフロイトのもつ苦い味と、人間に対する透徹したまなざしが実感できる論文集。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

昔の作品なはずなのに
現在読むと衝撃を受ける作品です。
うん、彼は生まれるのも早すぎたように思えます。
ですが、このような警鐘を昔にしてきたからこそ
今の状態をよく眺めることができるように思えます。

科学技術が進歩した今、
宗教はある種の転換を迎えているのかもしれませんね。
結局のところマイナスの方向にしか
動けなくなっているのですから。

トラウマのところが結構薄ら寒いです。
これは日本でもありえないことではないので
要注意です。

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2016年04月12日

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