【感想・ネタバレ】ハムレット Ｑ１のレビュー

ウィリアム・シェイクスピア / 安西徹雄

「生か死か、問題はそれだ」デンマーク王が急死し、王の弟クローディアスが王妃と結婚して王の座に就く。悲しみに沈む王子ハムレットはある日、父の亡霊と会い、その死がクローディアスによる毒殺だと知る。ハムレットは狂気を装い、復讐を誓うのだった……。これが『ハムレット』の原形、伝説のテキスト「Ｑ１」ついに登場！ シェイクスピア四大悲劇、最大の問題作！

[ブクログ · ★★★☆☆]

はじめて読んだ。
短いのですぐに読み終えることができたが、はじめは主要な登場人物がみな死んでしまうので驚いた。
四大悲劇とされている理由がわからず、読み返してみたところ、登場人物それぞれにとっての悲劇が感じられた。
中でもレアティーズが最期に「友として、死にたい」と言っていたことが、私の見方をひっくり返す場面となり印象に残った。