あらすじ
着々と復興を進める帝都。そこに生きる人々や想いも少しずつ変化していく。そして御園も東宮侍従となって宮殿(パレス)へと戻ってきた。但し、彰子への想いだけは変わらず胸に秘めたままで…。少女帝と少年侍従の近代宮廷ロマンス、遂に終幕へ──!
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素晴らしかった!
東宮のお供での御外遊へ行く際に賜った陛下のぬくもり、そして…………
陛下と御園、世界へ行った後の様子をチラッとでも見たかったな~
番外編が……ある、何かたくさんある。
もちろん読みますとも!
楽しみだよーー!
Posted by ブクログ
※全7巻の感想をまとめてこちらに。
少女帝と少年侍従が織り成す近代宮廷ロマンス。
いや~、とても良かった!!
緻密につくり上げられた世界観も然ることながら、言葉の選び方・台詞回しが秀逸。登場人物も魅力的で、すごく惹き込まれた!
宮廷の決まり事とか帝の立場とか‥で、切ないシーンいっぱいだったけど、それを乗り越えた二人の姿は胸に迫るものがあった。
結局、二人の関係にはっきりとした名前は付けられないまま終わったけど、私はこれで納得できた。
だって…きっと二人、寄り添いながら同じ未来を見つめているんだと思うの。それだけで充分!
最初は少年少女だった二人がだんだん大人になっていく、その成長を見守るのも楽しかった。
ラストは、この物語が全編に亘り“公頼の昔語り”で展開されてきた意味も分かって、すっきり♪
美しく、素敵な作品だった。
宮中でのことは他言無用。
でも、そんな「宮殿の思ひ出」を共有できる相手がいるとしたら?それを書き綴って、贈る相手がいるとしたら?――それはもう、実に全7巻分もの長い長い恋文なんじゃないかしら!?
…なんて思った☆
よかったー!
安易に何とかして結婚!とかでなくて良かったです!
東宮も無邪気なまま立派になられて…(感涙)
続いてくその先も知りたいけどそれもまた秘すれば花なのかもしれませんね。。。
Posted by ブクログ
鹿王院宮が邪魔過ぎてどうにもイライラする。
アスター夫人くらいの立ち位置なら良かったのに
拗らせているしやっている事はパワハラだ。
流石に命に関わる事は優先順位を間違えないかと思ったが
指輪に気付くまでは良いとして抜き取るなよと思う。
陛下のためにだけ書く手記。
良い終わり方だった。
Posted by ブクログ
他の方のレビューにもあるとおり、時代考証がしっかりした丁寧な作品だと思います。
私は明治大正の世界観が好きで手に取ったのですが、
私のように、震災~戦争に向かう激動の時代に翻弄される人々、
成金や軍人、没落華族の生々しいドラマを期待している方には不向きかと。。。
悪者がいない、やんごとなき皇室の情緒を楽しむための作品です。
7巻であっけなく終わってしまいましたが、
結局、今上帝退位後の婚姻については禁止されたままだし、
陛下は海外デビュー未遂のまま・・・
メイン二人の関係も、陛下と寵愛を受けている従者のままなので終始モヤモヤ・・・
なにより二人がいいこちゃんすぎて物足りない!!
鹿王院宮を主人公にしたほうが刺激的だったかも?(笑)と思いましたが、
そもそも、ドロドロの身分差時代ドラマを求める層は、はなからターゲットにしていないんですよね。
場違いですみませんwお邪魔しました!