あらすじ
「買う」「読む」「記録する」「活用する」という読書体験の5段階をノートで効果的にマネジメントし、読んだ内容を確実に自分の財産にする読書術。「マーキング法」「書評活用法」「読み返し法」などのテクニックを大幅増補した改訂版。誰でも今すぐできる、最も効果的な読書ノートの作り方。
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Posted by ブクログ
「読書生活とは、(中略)本好きにとって、生活のすべてです」(p.273 おわりにより)
旧版を読み終えた直後に完全版があることを知り、本書も読んでみた。内容の要点は大きくは変わっていないが、著者が旧版出版以降するようになった工夫などが加筆されて内容がより充実し、時代背景も更新されている(スマホの存在を考慮しているなど)。旧版や他の読書術解説書と比較しながら読むとより楽しめる。
個人的には読書に対する著者の想いに注目しながら読むことをお勧めしたい。
オススメポイント:
①大幅な内容増強
旧版と比較してノート作成時のテクニックやノートの活用術を中心に新たな内容が(デジタル関連も含め)追加されている。どれも簡単に、すぐに始められるものばかりだが、それらに私たちの仕事やプライベートを充実させるヒントがつまっている。
②読みやすくする細やかな工夫
旧版と比較して一部の地の文の言い回しや見出しなどのスタイルが若干変化しており、分かりやすいイメージ図が追加されている。些細な変化だがこれにより読み心地は多少なりとも変化する。
③やる気を起こさせる説明構成
旧版と同じく、ノウハウを淡々と語りそれを押し付けるような堅苦しさはない。加えて、具体的な方法とそれを実践する効果や意義についての見解がセットになっていて飽きさせない構成となっている。
④付録のお役立ちグッズ集
旧版のレビューでは(ネタバレになるので)触れなかったが、ノート作りに役立つ文具などが写真と解説セットでメーカーなどの情報込みで紹介されており、その中で私が使う発想自体湧かなかった文具がいくつかあった。楽しい探求をするためには以外と文具のような道具も大切な要素であるのかもしれない(文具については本論でも述べられている)。
⑤やはり安値なのが魅力
このようなシンプルで、分かりやすく、読書の質を、生活を変え得るノウハウがたくさん収録されている本がフリマアプリなどでは500円前後で取引され、中古市場では1000円もしない値段で手に入れることができる。
Posted by ブクログ
名著「情報は1冊のノートにまとめなさい」の続編。
前作が素晴らしいものだったし、読書のまとめ方についてちょうど悩んでいたので購読。
前作同様、とても勉強になる1冊だった。
この本を読む前から、読んだ本をまとめることはしていた。
「抜き出す文章選びのコツは、『なるほど』ではなく、『言われてみればそうだ』という箇所にしておく」というのを読んで、今までは文章を抜き出しすぎだったことに気づいた。
読んだら、なんでも吸収したいがために、些細なことでもまとめていた。
そのせいで、大事なことまで印象が薄れてしまうし、まとめるのに時間がかかりすぎてしまっていた。
この本のコツを使えば、まとめる時間を短縮できるし、学びも凝縮することができるので、とても勉強になる発見だった。
ほかにも、「本を何度もスクリーニングして、インプットする」、「気分で読む本を変える」、「まとめる際は、ただ、文章をそのまま写すだけ」のように
たくさんの気づきがあった。
この本の内容をこれから実践して、1冊1冊の本から深く学んで、活かしていきたいと思う。
Posted by ブクログ
私は記憶力が悪いので、本の内容をルーズリーフにまとめるようにしている。でも、この作業がつまらないし、まとめたのに読み返さなかったりする。何で読み返さないのか。自分の「まとめ」が面白くないからだ。なんとか、楽しんで本の内容をまとめて、あとから読んで面白い読書ノートが出来ないかと悩んでいたところに出会った。ネギマ式で気になった所と、自分の飾らない率直な感想を交互に書いていくのは、確かに面白そうだ、それに、私はついつい書き出す内容が多くなってしまうので、毎回本の内容をまとめる度に、手首が死んでいた。何度も読み返して、書き出す内容を厳選する。もしくは、本文をコピーするというのもいいアイデアだ。よし、これで読書ノートを書いてみよう。読書体験を自分の血肉にしたいからね。
Posted by ブクログ
呼んだ作品をすぐに忘れてしまうので購入。
「おもしろかった」だけでも書くことが大切。いろんな感想に限らず、どんな形でも続けることが大事。
Posted by ブクログ
読書の効果を高めるためのノートの使い方について書かれている。特に、ノートは目的で分けずに1冊に一元化することを強く推奨されている。
ノートにまとめる目的は、①読みたい本を明らかにする、②悪書を読まないようにする、③読書に関する思考を言語化する、④読んだ事実を後で活かせるようにする、の4つ。
読書に関する行動フローを、①探す、②買う、③読む、④記録する、⑤活用する、の五段階に分けて、各段階でノートやその他ツールを取り入れましょう、具体的にはこう書きましょう、といった方法論が書かれている。
章立てやノウハウの配置がばらついている印象があって読みづらかった。