あらすじ
午前3時、殺人課のステファノポウラス警部の電話で、ぼくはたたき起こされた。「まっとうな警官なら仕事にとりかかる時間だよ」若い男の死体が、地下鉄ベイカー・ストリート駅の構内で発見されたのだという。すぐに駆けつけて調べてみると、魔法で作られた陶器のかけらで刺されていた。こんな時間になぜ、どうやって地下鉄に入りこんだのか?捜査を続けるうち、ぼくは古都ロンドンの地下迷宮へと迷いこんでいった……
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Posted by ブクログ
倫敦の地下というと、「地下鉄トム」しか思い浮かばなかった。しかも、名前として知っているだけなんだよね。
まあ、都市の地下と言った時、たしかに、パリなら下水道、倫敦なら地下鉄だとは思うんだけど、こちら東京住まいでして、地下鉄網の複雑さはたぶん、倫敦に勝っていると思うのだ!(えっへん!)
なのでどうもイメージがわかないわけですな。
ところが、歴史ある倫敦の地下鉄で殺人事件が起こる。われらがピーターはもともと建築家志望なので、煉瓦の積み方から「これ、いついつの時代に作られたとこ」とわかる。こういうマニアックな部分から、まず、惹かれる。煉瓦の積み方……! いいよねw
しかも地下鉄から話は下水道に入って、そのうえ、その下水道にはとんでもないものが眠っているという仕掛け。うん、今迄よりさらに面白かった。このシリーズはほんとにイケてる。
Posted by ブクログ
ベイカー街っていう単語の響きだけでワクワクする。読み進めると、けっこうハリーポッターとかの固有名詞は出てくるわ、なんかタイムスリップした!?わで、色々と楽しげな要素満載で読み応えがある。
でも登場人物が多すぎて、ちょっと混乱するかなぁ。もうちょいシンプルな内容だと読みやすくていいかなと。