【感想・ネタバレ】僕と彼女のゲーム戦争10のレビュー

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Posted by ブクログ

ネタバレ

今回扱われたゲームはLoL、ディビジョン、オーバーウォッチ。オーバーウォッチの名前は聞いたことは有ったけどどういうゲームかは全く知らなかったな。面白そうだし後でプレイ動画検索してみよう

最終巻はどのようなストーリーで何のゲームを紹介するのかと思いきや、このような展開になるとは思わなかったな。拍子抜けしてしまう感覚もあるけれど、大袈裟なクライマックスではなくいつも通りの延長線上に有った最後のゲームはある意味この作品らしいとも言える

高校三年生なんだからいつまでも部活の話ばかりというわけには行かず、進路についての話が出てくるのは当然。その悩みが最終巻に登場するのも当たり前。
これまでゲーム解説とプレイが中心だった本作で進路としてのゲーム業界についての解説が念入りに行われるても余計かもしれないけれど、このシリーズを最終巻まで読むような人なんてやはりゲーム好きが多いだろうから、最終巻のお題として良かったのかもしれない
天道や岸嶺は予想からそれ程外れていない道を選んだけど、杉鹿は意外な進路を選んだなー。その道を選んだ切っ掛けが岸嶺の言葉で他のメンバーよりも共にいた時間が長いなら恋仲になってもおかしくないだろうに、進展が全く無いってどういうことなんだ(笑)

それにしてもラストの展開は色々意外だった。岸嶺が活路を開き天道と杉鹿で絶対に勝てる状況を作り出したと思ったのに、それを出鱈目な方法で破った<宵闇の魔術師>は凄いな。あれがプロとアマチュアの違いということか
普通ならラストに勝つのは主人公だろうにそうしないし、JBGC決勝戦に進む描写もせずに終わった本作は確かに拍子抜けではあるんだけど、同時にゲームを本気で楽しんでいる人達の熱意も感じられてとても良かったように思う

最初の頃は一人での読書を最高の楽しみとしていた岸峰。そんな彼がゲームをプレイする中でラストの言葉を発するまでに変化したのは、やはり競い合う仲間たちが居たからこそ出来たものなんだろうな
本当にこのシリーズを読むと何かしらゲームを遊びたくなってしまうな。据え置き型ゲームから離れて何年も経つけど、久しぶりに何かプレイしてみようかな?

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2017年09月10日

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