あらすじ
自分の才能がどれだけあるか、わからない。
才能があっても、成功するとはかぎらない。
それでも、行けるところまで行ってみたい。
才能とは、使命とは何なのか。
戦後の激動から現代まで、理想の音楽と現実の間で苦悩しながらも音楽に人生を捧げた、一人の指揮者の軌跡。『ありえないほどうるさいオルゴール店』『博士の長靴』の著者が描く、心にしみ入る音楽小説。
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Posted by ブクログ
おもしろかった〜
主人公のこども時代から晩年まで、特別恵まれた環境ではない中で音楽と出会って、いろんな人たちとの出会いがあって、支えられて、高め合って、めぐってきた機会を活かして、苦難もあったけど、音楽とともに幸せな人生を送った、といういいお話だった。
貴子さんのこと、現実離れはしているけど、でもそういうこともあるかもねと思える素敵なファンタジーで、私は好きだった。
ほかにも魅力的な登場人物が多くて、読んでいて幸せな気持ちになる本だった。私がクラシック好きだということもあるけど。
また演奏会聴きに行きたくなったなあ。
Posted by ブクログ
なんという 幸せな読後感でしょう。
1950年、主人公佳和5歳、音楽との出会いから始まり2025年まで。一人の音楽家の音楽と共に歩んだ軌跡が描かれています。
劇的な何かが起こるでなし。主人公もどちらかというと地味めなんだけど真摯に音楽に向き合い着々と歩みを進める様…読んでいて とても清々しかった。
冒頭から とても情景が浮かびやすいなと思っていたけれど(文章が優しいのでしょうか?)
もうその場に居たら幸せすぎて泣いてしまう。と思うようなラストシーンでした。
Posted by ブクログ
いやぁーぐっときました、素晴らしかったです。激動の指揮者の一生。若かりしときの才能が開花するか否かの時代のドキドキ、不滅の恋人、(言葉が素敵)様々な楽団で指揮を振る巨匠としての姿、からの病…病を克服しようとリハビリ士ステージに立てたのが一番グッときたかも。そして不滅の恋人、貴子の秘密。秘密の内容は意外だった。良い終わりだった。
Posted by ブクログ
指揮者として音楽に人生を捧げる主人公の物語。あまり読まないジャンルだけど、表紙に惹かれて手に取った。主人公の音楽に対する思いは強いけど、性格が穏やかで、こちらも穏やかな気持ちで読める。
一つのことを極められる人ってすごくかっこいい。
クラシック音楽に詳しい人は、読んでいてメロディが聞こえてくるんだろうなぁ。
Posted by ブクログ
音楽を扱っているにしては、芸術の要素の深みがやや物足りない感じがした。音楽で成功する人にしては、この主人公はガツガツしておらず温和なので、こちらものんびりと読めた。
「まぁ結局、市長1人じゃなんもできませんからね。実際に現場を動かすのは職員たちです。生き生き働いてもらうのがなによりですわ。」という市長の言葉を聞いて、
指揮者もそうだ。1人では何もできない。と思う指揮者の主人公。
上に立つ者ではあるけれど、独りよがりにならず、全体を上手く機能させる難しさに、指揮者も直面しているのだなと、当たり前だけど音楽的なことばかりに目が行きがちだったので、再認識した。
世界でも羽ばたいていく日本人の指揮者の話は、以前にも読んだが、筋書きが似てくるなぁとふと思った。
Posted by ブクログ
音楽に人生を捧げた主人公佳和の話は、戦後から現代まで音楽で食べていけるのは、ひと握りの人といわれています。最後は未来の音楽家の指導とふれあいになり、いつも心の支えとなってくれていた人は、その真実がわかります。主よ、人の望みの喜びよの曲で締めくくられ音楽とともに過ごすひとときとなります。
Posted by ブクログ
P80
思わぬ来客がひょっこり訪ねてきた。
という表現に違和感を持ちました
「来客」と「訪ねてきた」 で意味が重複すると思いました
来客があった
もしくは
思わぬ客がにした方が・・
Posted by ブクログ
藝術の世界の厳しさ、関係性の大切さを感じました。才能だけではどうにもならない歯がゆい思いや、差別など厳しい中で力を発揮できる人はすごいですね!
聞く側の我々も指揮者の伝えたいことが感じ取れるような聴衆になりたいと思いました。