あらすじ
これまでずっと楽しんできたはずのおしゃれが、ある日突然、うまくいかない……。それは、あなたの内面にも転機が訪れていることのお知らせなのかもしれません。本書で提案するのは、理想からの逆算ではなく、「自分自身が着ていてワクワクするかどうか」でおしゃれを選び、決めていく新しいメソッドです。おしゃれを通じ、「こんな自分も、あんな自分もいた」と魅力を再発見したとき、人生の転機を乗り切るヒントも見つかっていくのです。実践的なアイテムの着こなし術も多数紹介。
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Posted by ブクログ
自分のファッションに違和感を覚えるとき、それは実は自分自身が新しい自分になろうとしているとき。自分の感性に従って着たいものを着ると、新しい自分に出会えるかもしれない。
社会的な役割の多い女性は、本来の自分と異なる性質をコツコツと身につけて、それを鎧のようにまとって生きていることが多い。服装も自然にそれに合わせて完成させられる。でも、ふとそんな自分に違和感を感じたとき、逆にファッションをきっかけとして変わることができる、と作者は語っている、と解釈。
苦難が多い10年間を過ごし、乗り越えてこられた作者からの、あらゆる女性へのエールが込めらた一冊でした。
「女性原理は螺旋状に進む性。目標を達成するのではなく、調和していくことが本来のあり方です。そして調和に向かって変化しながら進んでいく。」
明確な人生設計や揺るがない自分個性など持てず、中途半端で気まぐれな部分もある自分も認めていきたいと思った。あとでそれらが繋がりあって意味をなしてくれればいい。変化し続けていく過程で落ち込んだり悩んだりしながら、行きつ戻りつすればいい。