【感想・ネタバレ】東方見聞録 1のレビュー

あらすじ

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十三世紀、全アジアを支配下におくフビライ・カーンの寵愛を受けて、マルコ・ポーロは二十歳そこそこから十七年間、使者として元朝諸方へ派遣され、各地を踏査する。未曾有の繁栄を誇るシルクロードを採った往路の様子から、現在のミャンマーあたりにまで至る雲南への使節行、さらには元朝の宮廷事情にまで及ぶ見聞記。

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Posted by ブクログ

誰しも名前は聞いたことはあるが、その内容については意外によく知られていないのではないかと思われる『東方見聞録』。

ヴェニスの商人であるマルコ・ポーロは、同じく商人である父及び叔父に随行する形で東方へ向かった。
その行路は、西アジアから始まり、広大な中央アジアを通って中国に至るというものであった。
当時のアジアは、カーンの統治するモンゴル帝国におおむね服属しており、マルコもまた、フビライ・カーンに17年間仕え、その間に、カーンの宮廷事情や広大な中国領土などを見聞した。

これが本書(第一巻)の概要であるが、その叙述の具体的なこと極まりなく、まさにユーラシア大陸中を冒険しているかのごとき気分に浸れる。
また、各地の風俗、信仰、経済、産物、食糧、貨幣などがつぶさに観察されており、当時の世界を鮮やかに思い浮かべることもできる。

モンゴル帝国を統べたカーンの権力が絶大であったこともよく分かる。

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2018年01月28日

Posted by ブクログ

著者が血縁者とともに旅に出て、そこで見聞きしたことを書き記したものが本書である。アルバニアをはじめに徐々に東側へ向かっていき、現代ではもちろんのこと、当時のヨーロッパでは考えられない独自の習慣、文化を事細かに記述する。

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2025年11月29日

Posted by ブクログ

旅行期間は26年間。

歴史の教科書で存在は知っていたが、これまで読む機会がなかった。黄金の国ジパング、マルコ・ポーロなどキーワードは受験のために覚えたので知っているが中身については全くの白紙。

冒頭の旅行期間についても同様。

ふと、自分の人生を振り返ってみる。適当な26年を切り取ってみると、マルコが生きた26年と大きく違うことが分かる。
自分が旅行した期間をかき集めてみると、おそらく半年に満たないであろう。
期間の問題ではないとして、新しい物に触れて刺激を受けているか否かでみると、むしろその差は広がる気がする。

今から1000年近くも前の異国の話なので、今とは大きく事情は異なるであろうが、クビライ・カーンに関する記載は、本当にそんなことがあり得るのかと未だに信じられないことばかり。

なんだか久しぶりに旅をしたくなった。

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2014年08月11日

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