あらすじ
歴史の街、相撲の街、東京・両国。北海道から絵描きを目指して上京した春野ハルはひょんなことから老舗居酒屋・大門で働くことに。はたしてハルの新生活の行方は!?
「蒼太の包丁」で大人気を博したゴールデンコンビが描く、美肴と人情満載の両国居酒屋物語。
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Posted by ブクログ
画はベッタリとしており、割と濃い目
主人公の春野ハルは、そんな風の絵柄で描かれているからか、ハッキリと美少女とは言えない
しかし、私は感じた、この絵柄だからこそ、変哲もない、居酒屋らしい素朴な一品料理の温かみと優しさ、作り手の慈しみの念が読み手の心に伝わってくるんじゃないか、と
打ちのめされる、と言うのはやや過激な、この漫画にそぐわない表現であるものの、ガツンと来た、ハルの「誰かを思って作る」料理は
ハルのそれが料理の本質に近い、だけでなく、近づこうとしている点が実にイイ
また、一読しただけでは「?」と感じてしまうタイトルが一話を読むたびに、「なるほど、合ってる」と思わせてくれるのも、推しポイント
話間のレシピも読む側に配慮してくれているので、「作ってみたい、食べてみたい」って気分にもなれる
これは小腹を満たしてくれる、美味しイイ料理漫画です