【感想・ネタバレ】博報堂スタイル 発想職人のスピリットのレビュー

あらすじ

1960年、博報堂は「これから、この精神でいく」と『博報堂宣言』を立ち上げました。ここから革新が始まります。広告は、企業と生活者のあいだで、両者の満足・喜び・幸せを創るもの。決して、企業が伝えたいことをメディアに乗せるだけの仕事ではないし、まして、自由な舞台の上で何を演じてもいいというわけではありません。生活者を徹底的に観察し、深く洞察する人間学であり、そこで発見したことを発酵させて情報価値を生みだす仕事です。博報堂はこのスタイルで働き続けてきましたが、このスタイルは、広告人だけに必要とされるものではありません。企業と生活者、両者の満足・喜び・幸せを創ることは、すべてのビジネスパーソンに求められるスタイルです。本書では、博報堂の空気を35年間呼吸してきた元制作部長が、そこで身につけた「考える姿勢」を伝えます。最先端になるための、60の「根っこ」。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いかに「考える」かは、いかに生きるか、いかに生きているかと、無縁じゃない。p30

広告は、「幸せを売る作業」だと思う。p34

広告はコミュニケーション業。
一方通行を双方向にする「知恵」と「技術」があるから、広告人。p36

広告は、人間を観察する人間学だ。
人間通になること。人間観察の深さが広告人の根っこになる。p38

最高の広告人とは、もっとも謙虚な人だ。
謙虚に「もっと、もっと」と考えられる人は、永遠に発展途上人だ。p46

「21世紀は人と優劣を競う世紀ではなく、人との違いを生み出す世紀」p47

博報堂には、商品も工場もない。あるのは情報と知恵と技術。p59

あなたのためにという発想=「テーラーメイド・マネジメント」p75

「ディズニーランドは360度愛されるようにできている」。点描画のように無数の点の集合体です。p78

情報を知恵に変えて、価値を創造する。
21世紀は人間力の競争だ。p86

「伝統は革新の連続です」
変化はパワーになるが、一時の流行と永遠の真理を見分ける眼を持とう。p88

「創造することは、日常の暮らし方と深いつながりがあります。その人の毎日の生き方と切り離しては考えられません。どう考えるか、どう創るかは、今までいかに生きてきたか、そのものです」p92

難しいことはやさしく。やさしいことは深く。
「3週間かけて、30分で書け」(アメリカの広告会社DDB)p96

「コピーは足で書け」p105

専門を超えた複合型人間。
コスモポリタン型人間。これからは統合領域もひとつの専門性だ。p106 Cf. ダブルメジャリング

「発想は無のところから忽然と湧くなどありえない。今までの蓄積された知識や経験をうまく引き出して、現実のテーマと組み合わせる。この作業が発想です。当たり前だが、人間は知っていることと体験したことしか表現できない」(藤本義一)p117

モノを売るのではなく、「意味」を売るのだ。p122

俯瞰して、想像して、創造して、「全体最適」。p126

「リスクのないアイディアはクリエイティブとは言わない」江崎玲於奈 p130

プロは切り捨てる。アマチュアはすべて取り込む。
「足し算」より「引き算」が基本。単純な構造ほど人を感動させる。p136

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2011年12月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

想像力は夢見る力(イメージを描く)で、創造力は夢を実現する力(カタチを創る)です。



考えて考えて考えて、見えてくるまで考えぬく。
しかし、手持ちの情報のない人は、すぐ途絶えてしまう。




愛という言葉からイメージするものを絵に定着しなさい。
10年前のデザイナー採用時の課題

金曜日にだし、月曜日に提出。
100ページのクロッキーブックに描けるだけ描く発想力の課題です。

22年間生きてきた自分の中でしか考えられません。自分の見聞きしたこと、経験、視点、問題意識、発見力、感性…、すべての総合力が見えてきます。結果、クロッキー半分(50案)の人と3冊(300案)の人。これだけの違いがでてきます。

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2011年08月30日

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