あらすじ
現代における「最高の働き方」とは?ベストセラー『生き方』『稲盛和夫の実学』の著者による書下ろし!「なぜ働くのか」「いかに働くのか」──混迷の時代だからこそ、あえて「労働が人生にもたらす、素晴らしい可能性」を問いかける!「人生において価値あるものを手に入れる法」、「平凡な人を非凡な人に変えるもの」、そして「成功に至るための実学」──。「本書を通じて、一人でも多くの方々が、『働く』ことの意義を深め、幸福で素晴らしい人生を送っていただくことを心から祈ります」(稲盛和夫)管理職になる人、社会に出る人、就職を目指す人、必読の書!
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Posted by ブクログ
2022.2.27
2年ぶりの再読!
2年も経っていたのかと月日の流れを感じる…
「順境ならよし、逆境ならなおよし」
この言葉はすごく好きだ。
背中を押される。
同時に思い、信念の強さってやっぱり
すごいのだなぁと思った。
果たして自分はこうしたいという願望は明確だろうか。
思うには、まず、自分が何を求めているかが
明確になる必要がある。
何を大切にしたいのか。
何に心が躍り、ワクワクするのか。
何を求めているのか。
自己内対話を通して明らかにしていきたい。
3年ぶりぐらいに再読!
個人的に稲盛さんブーム。笑
「余裕のある経営をしたいと本気で思っているかどうか。」
というフレーズが一番印象に残った。
なぜかというと
子どもの目の前に大人として
本気で子どもに「〜になってほしい」という思いを抱けているかと思わされたから。
時間を守ってほしい、人を大切にしてほしいなどいろいろあって
それを本気で思って、伝えられているか。
人が本気で思えば、それは必ず伝わるしできるようになると思う。
信じるとか本気とか精神論みたいな感じかもしれないけど
本当に侮れない。
一番シンプルで一番難しくて一番効果が現れる方法だと思う。
Posted by ブクログ
人間は、自らの心を高めるために働く
→イヤイヤでも必死に働くことを通じて、
弱い心を鍛え、人間性を高め、
幸福な人生を生きるきっかけをつかむ
欧米、キリスト教では働くことは苦痛の考え
→アダムとイブにとって償い
安楽が心地よいのは、労働があるから
三毒を薄める唯一無二の方法が一生懸命働く
→三毒 ①欲望②怒り③愚痴
天職とは、出会うものではなく、自ら作り出すもの
→仕事に恋をする
自ら燃える人になる
→①自分のしていることを好きになる
→②明確な目標を持つ
思わなければ何も実現しない
計画は必ず成就させる
楽観的に構想し悲観的に計画し楽観的に実行する
人生・仕事の結果=考え方×熱意×能力
Posted by ブクログ
高度経済成長期の日本の労働観を描いた一冊であり、当時の働き方が垣間見える点は非常に興味深かった。稲盛氏の仕事に対する情熱や誠実な姿勢には学ぶべき点も多く、当時の「モノづくり」への誇りや達成感に裏打ちされた力強さを感じた。
一方で、そうした働き方を現代社会にそのまま適用するのは非常に危険だとも感じる。物が不足し、新しいものを生み出す余地に満ちた時代だからこそ可能だった“熱量”であり、現在の成熟社会においてはむしろ働く人を疲弊させかねない価値観だと思う。稲盛氏は、「お客様のために、何が何でもやり抜く」という職人気質や奉仕精神にあって素晴らしいと思いますが、資本主義の現場で発揮されると、たとえば「下請け業者の言い値をそのまま受け入れ、徹底的にコストダウンする」といった価格競争に自ら身を投じている姿勢や、「百メートル走のつもりでフルマラソンを走る」といった過剰な自己犠牲を美徳とする考え方に発展させる事になりかねないと思い、私はアレルギーを感じました。
彼の言葉や哲学は、現代においては「参考にとどめるべき歴史の一部」として読みとどめました。
以下、印象に残った言葉たち。
۲働くことの意義が、ここにあります。
日々、一生懸命に働くことには、私たちの心を鍛え、人間性を高めてくれる、素晴らしい作用がある。
۲働くことが「人をつくる」
「よく生きる」ためには、「よく働くこと」がもっとも大切なことです。
それは、心を高め、人格を磨いてくれる「修行」であると言っても過言ではありません。
۲愚直に、真面目に、地道に、誠実に
۲人事を尽くし、後はもう神に祈り、天命を待つしか方法はないと言えるほど、すべての力を出し切ったのか。自分の身体が空っぽになるくらい、製品に自分の「思い」を込め、誰にも負けない努力を重ねたのか。
۲いつも「百メートル競走のつもりで走れ」
→ 会社経営とは、四十二・一九五キロの長丁場を走り続けるマラソンレースのようなものではないだろうか。そうすれば、これまでマラソンなどしたことのない素人集団のわれわれは、その長丁場のレースに遅れて参加した素人ランナーのようなものだ。それでもレースに参加するのであれば、私は百メートル競走のつもりで走りたい。
۲もうダメだというときが仕事のはじまり
۲今日一日を精一杯努力しよう。
今日一日を懸命に働けば明日が必ず見えてくる。
今月を精一杯がんばろう。今月を精一杯がんばれば来月が見えてくる。
今年一年を充実させよう。今年を充実させれば来年が見えてくる。
そのように、瞬間瞬間を充実させ、小さな一山ごとに越えていく。その小さな達成感を逮織と積み重ね、果てしなく継続していく。それこそが一見、迂意に見えるもの
۲順境ならよし、逆境ならなおよし
۲この程度の要求に応えられないようでは、会社も自分もしょせん二流、三流止まりだろう。だから、なんとしても負けまい、このせっかく与えていただいたチャンスに真正面から立ち向かっていこうと考えていたのです。
ですから、松下さんの言い値をそのまま受け入れ、どうやったらその値段で採算が取れるか必死に考え、徹底的にコストダウンに努めました
۲いかなるときでも「やり直し」は絶対にきかないと考え、日ごろから「有意注意」を心がけ、一つのミスも許さない、そんな「完璧主義」を貫いてこそ、仕事の上達があり、人間的な成長もあるのです。
۲楽観的に構想し、悲観的に計画し、楽観的に実行する
۲人生・仕事の結果=考え方✕熱意✕能力
追伸
働くことに意欲的になりはじめた時や、自分の実力に驕るような事あれば読み返したい。
Posted by ブクログ
心に残ったこと
・欲望・怒り・愚痴は誤った行動に導く。
・一生懸命働くことが大切。
・反省ある毎日を送る
・感性的な悩みをしない
完璧主義すぎて周りは大変だったかもしれない。
ただそこについていくと見える景色は自分ひとりではたどり着けない景色だったはず。
生き方の本も読んでみたい。
Posted by ブクログ
働く理由、働き方について述べる本。
・稲盛さん曰く、働く理由は「心を高めるため」。
また、人は可燃性、自然性、不燃性の3タイプに分けられる。人から影響受けて燃える人が可燃性、自然性は自ら燃え上がる人、不燃性は氷のようにむしろ周りの火を消してしまう人。この中の自然性になれという。
・また、京セラが下積み時代の頃、経営の神様である松下幸之助に低価格で納品するよう求められたが、それを「下請けいじめ」と不平不満をいってネガティブに捉えるのか、むしろ稲盛のように成長する機会をいただけたとポジティブに捉えるかによってその先の未来が異なる。
・そして取引先の依頼はまず飲み込む。
技術的に厳しくてもとりあえず受け、どうしたら採算があうのか?製品ができるのか?と考え実践し不可能を可能にする。
・創造は専門家でなく素人が生み出す。