【感想・ネタバレ】神の代役 HBD調査鑑別室のレビュー

あらすじ

あるウイルスの抗体を持つ者が、絶望を感じることで死に至る「HBD」。日本政府はこの現象を利用した殺人を取り締まる法律制定を目指していた。新人の一ノ瀬美羽は、国の委託でHBDと疑われる事件を追う調査鑑別室に配属される。嬉しいニュースの発表中に倒れた女性。ショッピングモールで急死した独居老人。いじめを受けていた男子中学生――死の謎を巡り、人の尊厳を守るために働く人々を活写した傑作エンタメ、誕生!

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Posted by ブクログ

ネタバレ

「絶望で、人は死ぬ。」

この言葉が、決して絵空事には思えなくなる1冊。

あるウイルスの抗体を持つ人は、深い絶望を感じると死に至る――。
“HBD”という衝撃的な現象が引き起こされるという設定に惹き込まれ、ページをめくる手が止まらなかった。

亡くなった人は、何に絶望したのか。

その死は事件なのか。
それとも避けられないものだったのか。

調査鑑別室は、亡くなった人の”最後の絶望”を追い、犯罪性の有無を見極めていく部署だ。

読み進めるほどに感じたのは、
「悲しみで人は死ぬ」という言葉は、決して大げさではないということ。

それでも、誰かの心を100%理解することなんてできない。
理解したつもりになることこそ、いちばんの傲慢なのかもしれない。

ミステリーとして面白いのはもちろん、人の心の脆さや尊厳についても深く考えさせられる作品だった。

ぜひシリーズ化してほしい。
もっとこの世界を、この調査鑑別室の人たちを見届けたいと思える作品でした。

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2026年07月18日

Posted by ブクログ

ネタバレ

SFっぽい設定もの。
死に至るトリガーとなるのは、強い悲痛、絶望。
調査鑑別室では、トリガーとなったものを探って、
それがHBDを知った上での故意(未必の故意含む)なのかを判断するのが仕事。

前半、主人公の自覚のない無神経な言動に引いてしまったが、設定ものは好きなので読み進めました。
人との関わりの中で、想像力って大切。
でも、本当のトリガーは、本人以外には分からない…

これはシリーズ化を狙って書かれたのかもしれないけど、
悲しみによる死を描いているので、個人的には紹介文のように「傑作エンタメ」とは思えなかったなぁ。

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2026年10月05日

Posted by ブクログ

SF苦手な身としては始めから断念するかも?と思いつつ一応読み終えた。当初の主人公の空気の読めなさに引き、死に至る悲しみトリガーに首を傾げ、それでも読んだのは設定の斬新さからかも

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2026年09月29日

Posted by ブクログ

ネタバレ

【収録作品】
プロローグ
神の代役
まぶしさ
僕はいい子
名前はまだない
雪の果て

何が絶望を感じるトリガーになったのかを後追いで調べるのは難しいだろう。どこまでいっても推測でしかない。

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2026年09月27日

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短編連作で拡げられそうな面白い設定だと思った。いじめや家族関係の描写がリアルで苦しくなった。ただ登場人物の印象が薄くていまいち入り込めなかった。これは私が悪い。

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2026年09月22日

Posted by ブクログ

ネタバレ

人間関係がより複雑になっていって、自分の言動が相手にどのような影響を与えるか、わかりづらくなる世の中において、いかに人と関わるかということがきっとテーマなんだろうと思う。
それをよりくっきりとうかびあがらせるための設定として、「絶望するとショック死させるウィルス」をおくというのは面白いアイディアでした。
ただひとつひとつのお話自体は、それほど目新しくなくて、こういう感じだろうなあと予想されてしまう。

悪く深読みすると、一作一作まったく新しい新作を書くよりも、連作のミステリーにしておけば、書くのも楽だし、売れ行きも安定するし、みたいな出版社のアドバイスはあったかもしれないとは思ってしまう。最近はまって読んでいる岩井圭也にもそんな感じがあるし。

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2026年09月11日

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ショックを受けて死に至るウイルスキャリアなどの設定は面白いと思ったけど登場人物にあまり関心が持てなかったというか読んでても顔とか人物像が想像できなくていまいち入り込めなかった。

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2026年09月08日

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あるウイルスの抗体を持つものが絶望を感じると致死性の不整脈を起こす。
そういう視点があるんだと興味をひかれた。
着眼点は凄く惹かれる感じであったが、どんどん読みたくなる…というところまでは少し届かず。
時間があるときに再度ゆっくりと読んだら良いのかな。

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2026年09月02日

Posted by ブクログ

あるウイルスの抗体を持つ者が、絶望を感じることで死に至る
「HBD(Heart-Breaking Death)」。
日本政府はこの現象を利用した殺人を取り締まる法律の制定を目指していた。
新人の一ノ瀬美羽は、国の委託で
HBDと疑われる事件を追う調査鑑別室に配属される。
嬉しいニュースの発表中に倒れた女性。
賑やかなショッピングモールで急死した独居老人。
「空気が読めない」といじめを受けていた男子中学生――
何をもたらされ、何を奪われることが致命傷になるのか。
死因という名の絶望を探り、
人の尊厳を守るために働く人々を活写した
傑作エンタメ、誕生!

余命宣告されたがん患者だった甘野咲良「神の代役
」
離婚後、家族と縁を切り孤独に暮らす堀田正「まぶしさ」
いじめにあっていた中学生、井内颯風「僕はいい子」(←ラストの母の慟哭が鮮烈)
原因不明の体調不良により、何件ものクリニックで検査を受けていた会社員、小笠原健斗「名前はまだない」
思想団体内でおきた集団凍死事件の被害者の1人、林柾秋「雪の果て」
各章のタイトルで、それぞれの絶望の内容がうっすらわかってしまうかな。

何に絶望したのか、トリガーが何だったのか、本当にわかるのは神様だけで。
それでも神に代わってそれを追求していくという設定なのはわかるけど、やっぱり「それって結局状況から推測される1番納得できそうな(かつドラマティックみがある)推論にすぎないよね」感がある。
登場人物も、本当のところはわからないって何度も言ってるしね。
被害者が何に絶望したのかを、捜査によって明らかにしようっていう推理自体は面白く読めていけるんだけど、読み終わると「でもなぁ」と、そこに立ち返ってしまうのが自分でもひねくれてるなと思う。
でも、それが悪意だったかどうか、自分自身でもよくわからないケースでも、捜査結果で有罪と判断されたら罰せられるのか…、と思うと、それこそ人の気持ちなんて完璧にわかるわけないのにって思っちゃう。
トリガーとなった絶望が何だったのか、本当にわかるのは死んだ本人だけだよね。

絶望が人を死に至ららしめるという設定は興味を引かれる1冊です。

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2026年08月18日

Posted by ブクログ

主人公・美羽のことを最初は空気の読めない、人の気持ちを読めない若者かと思ってしまったけど愛らしい子でした。
にしても同じセンターで働くみんなが全員性格良くて素敵、親友の茉莉絵も最高に良い子。

続編があったらまた読んでみたい。

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2026年07月28日

Posted by ブクログ

絶望で人は死ぬ。
その絶望は人為的なものか故意なのかそうでないか。
自分が絶望と言わないでも絶望に近かったことを思い出すのがツラい。

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2026年07月18日

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