あらすじ
《もしもこのトランクを拾った方がいたら絶対に開けないでください。人にとって危険な武器が入っています。開けない限り危害はありません》 混乱する事故現場で相沢遼一が託された歪にひしゃげたトランク。その中に入っていたのは、両膝を抱えるように丸くなっている精巧な人形のような……一糸まとわぬ少女だった。はたして彼女が危険な武器なのか、もしくは何かの道具(ツール)なのか、それとも──。 遼一の手元にあるのは七つの駒(ピース)と地図(マップ)とウサギのぬいぐるみ。謎の少女を連れて、目的の見えぬ生き残りを賭けた“禁断”のゲームが始まる!
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Posted by ブクログ
扉の外が王道的閉鎖的空間における心理ゲームならこれもあるいみで閉鎖空間における心理ゲームだと思う
そこに燃えと萌えがバランスよく混ぜられている
扉の外同様に人物の心情も細かく描かれている
Posted by ブクログ
<内容>
もしもこのトランクを拾った方がいたら絶対に開けないでください。人にとって危険な武器が入っています。
そう言って、事件現場で渡されたトランクの中には裸の少女が入っていた。
そして強制的に遼一はルールも分からない生き残りをかけた闘いに巻き込まれていく……
<感想>
こういう話し好きだ―――っ
いやぁ、あらすじ読んで「きっとこれは俺に合う」と信じて買ってみたら見事あたりましたね。ニヤリ
ストーリー的には☆5なんですが、表現的な部分を加味しての☆4で。
まぁ、あらすじだけだと単なるバトル物に見えるかもですけど、これは異種族(人間とロボット的な)愛を描いていますね。まぁ、少し読めば分かるとは思いますが。
文体がやや読みにくい部分があるものの(表現が乏しいと感じる部分があるものの)、設定に関しては緻密。
ホームシステムだとかポイント供給システム、それからバトル方法も本という表現の縛られた媒体で表現するためにも時間制限があったりと、緻密。
そして、伏線張り。
正直、初めの方の伏線はあからさますぎてあれですが、設定に関する伏線は良かった。これは気づかなかった。
まぁ、途中から(天使はバグがいないと生き甲斐がない)からまぁ、分かりましたけどねwww
まるで沙耶の唄だなぁ的な?wwwww
Posted by ブクログ
いつもの土橋作品とは結構違う
ま、ゲーム的なシステムはあるけど、それほど大掛かりな駆け引きや心理戦はない
ただ、主導権は誰にあり、誰のためのゲームなのかというところは深くて良い
今回は萌え要素があるので、ある意味でフツーのラノベとも言える
人間の悪い気持ちだけでなく、善の気持ちを描こうとしているのかね?
そんな事は土橋作品に比べて求めていないので、個人的には期待はずれだった
Posted by ブクログ
基本、いつもの土橋さんの話なんですが、なんというか中途半端かなぁ。
どのキャラにも感情移入できない感じ。
もう少し各キャラクターを掘り下げて欲しかったな。