【感想・ネタバレ】お順(下) 勝海舟の妹と五人の男のレビュー

あらすじ

自らの意志を貫き、愛に生きたおきゃんな江戸娘・お順の波瀾の生涯。
兄の剣の師との叶わぬ恋の末、佐久間象山に嫁ぐも・・・。

お順の人生を彩る五人の男たち。
父・勝小吉
初恋の人・島田虎之助
夫・佐久間象山
兄・勝麟太郎(海舟)
謎の剣客・村山俊五郎

さらに松陰、龍馬、土方歳三らも登場する
幕末から明治を描く長編歴史小説

<目次>
第三章 象山の自うぬ惚ぼれ(承前)
第四章 麟太郎の人たらし
第五章 俊五郎の無頼
終章 お順のその後

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

上巻に引き続き、さくさく読みました。
象山が殺され、復讐を誓う順。

勝気な順に引っ張られて読んでいけるのですが、
時折、順が象山に子どもを産むことを望まれて妻となったけれど
子どもに恵まれず、「一度もやや子を抱いたことがない」と思う箇所があって、切ないです。

義姉は庶子をも自分の子として育てているのだけれど、
それでもやはり子どもたちに囲まれて生活できることが羨ましいと述懐する部分もあります。

そういった部分が時折あることで、より順の魅力が出ているのかもしれません。

0
2011年03月02日

「歴史・時代」ランキング