あらすじ
会社役員刺殺事件を追う姫川玲子に、ガンテツこと勝俣警部補が15年前の事件を語り始める。刺された会社役員は薬害を蔓延させた元厚生官僚で、その息子もかつて殺害されていたというのだ。さらに、元刑事の倉田と姫川の元部下・葉山が関わった事案も、被害者は官僚――。バラバラに見えた事件が一つに繋がるとき、戦慄の真相が立ち現れる! シリーズ最大の問題作。
感情タグBEST3
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Posted by ブクログ
薬害問題・年金問題など現実の世界でも問題になっていることが軸になっており、ネットを用いて犯罪を誘発する所も現実的な展開。10年以上前の設定だが、ネットでの個人情報流出は今でも問題になることがあるので全く違和感なく入っていけた。各短編との繋がり方も申し分なく、どのような形の結末になるのか予想できすに進むのも良かった。
生活していると行政や役人が机上で決めたことに右往左往させられる。それが時に自分の人生をも変えてしまう可能性は誰しも持っている。その切り口が絶妙なバランスで1つのストーリーになっていたと思う。
最後に事件に疲れた勝俣に姫川が電話してくる行のやりとりで初めて勝俣に好感を持った。彼らは似た者同士なのですね。