【感想・ネタバレ】禁猟区のレビュー

あらすじ

ホストにいれあげている中年女・若山直子の資金源は、ホストクラブで借金がかさみ、身動きのとれなくなった少女たちだった。経営者を脅して得た顧客情報から、未成年者の親に当たり、「解決してやる」とカネを要求する。直子の職業は、警察官だった──。犯罪に手を染めた警察官を捜査する組織、警視庁警務部人事一課調査二係。女性監察官沼尻いくみの活躍を描く傑作警察小説四編。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

いわゆる「警察の警察」、仲間であるはずの同じ警察官の不祥事等を調査する部署である「監察」にスポットを当てた、ちょっと異色の警察小説。
文章は平易だしそこそこ興味深くは読めるのだけれど、何せ後味がよくない。
話数と同じ(か、それよりも多い)数の人間が破滅してゆくさまを読ませられるのは、正直しんどいかなあ……。
これをたぶん、東野圭吾さんとか誉田哲也さんあたりが書くと、「じつは見守っていてくれた誠実な同僚がいたよ!」とか、イージーだけどほっとする「救い」がある気が(笑)。
それがないのが、乃南アサクオリティなのかなー。

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2013年07月29日

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