あらすじ
経済をわかりやすい語り口で語る著者が、「激安」商品を俎上にのせ、安さのからくりをズバリ指摘。コストを徹底的に減らせたワケは。コラムも充実した、賢い消費者になるための必読書。
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Posted by ブクログ
印象に残った部分
●p58 炊飯器や電子レンジなどの生活家電、テレビなどのデジタル家電は引っ越しなどにより住宅需要が伸びると、需要が高まる傾向にあるといわれています。つまり世界的な住宅需要が下がると、家電が売れなくなり、家電が売れなくなると、部品であるメモリーがなどの在庫が増え、在庫が増えると値崩れを起こし、パソコンの相場も下がる、といった仕組みになっています。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、直接関係がないように思える商品どうしが、どこかで繋がっています。この関係性から、サブプライム・ローン問題以降は、パソコンのみならず家電製品全体の相場も下がっていたのです
●p119 価格を維持するために、町の各電器屋さんを組織化したのです。いわゆるパナソニックのお店、ナショナルストアといわれるものを作りました。メーカーが希望した価格で販売することで、エリアごとの競争が起きないような仕組みづくりをしました。つまりは価格統制です-途中略-中内功は松下電器と徹底的に戦いました。昭和40年代後半にクラウンという会社に、プライベートブランドのブブというテレビを作ってもらったのです-途中略-プライベートブランドがNB(ナショナルブランド)に対する価格圧力要因であったことは、この当時から垣間見ることができます
Posted by ブクログ
[ 内容 ]
経済をわかりやすい語り口で語る著者が、「激安」商品を俎上にのせ、安さのからくりをズバリ指摘。
コストを徹底的に減らせたワケは。
コラムも充実した、賢い消費者になるための必読書。
[ 目次 ]
第1章 「激安」の現場(激安ジーンズのからくり;百円バーガーのからくり;低価格スーツのからくり ほか)
第2章 「激安」の人物史(フロントランナー 中内功;欧米型リーダー 鈴木敏文;地方からの発信 柳井正 ほか)
第3章 「激安」のこれから(ナショナルブランドからプライベートブランドへ;「ブランド」という付加価値;激安の裏側にあるもの ほか)
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