感情タグBEST3
Posted by ブクログ 2013年03月13日
ついつい、安い品物に手を伸ばしてしまう。
その後で、こんなに安くて生産者は大丈夫かな?なんて思ってきた。
本書は激安がどのように実現されるのか、具体的な事例に即して説明される。
基本的にはメーカーから流通に主導権が移ったことである、と。
冒頭の、自分が感じてきた後ろめたさは、筆者の問題意識に通じ...続きを読むるものがあった。
その上で、勉強になったのは、異なる業態の間で無理やり価格の比較をしてはいけない、ということだった。
筆者の言う、賢い消費者になりたい。
Posted by ブクログ 2013年02月18日
印象に残った部分
●p58 炊飯器や電子レンジなどの生活家電、テレビなどのデジタル家電は引っ越しなどにより住宅需要が伸びると、需要が高まる傾向にあるといわれています。つまり世界的な住宅需要が下がると、家電が売れなくなり、家電が売れなくなると、部品であるメモリーがなどの在庫が増え、在庫が増える...続きを読むと値崩れを起こし、パソコンの相場も下がる、といった仕組みになっています。「風が吹けば桶屋が儲かる」ではありませんが、直接関係がないように思える商品どうしが、どこかで繋がっています。この関係性から、サブプライム・ローン問題以降は、パソコンのみならず家電製品全体の相場も下がっていたのです
●p119 価格を維持するために、町の各電器屋さんを組織化したのです。いわゆるパナソニックのお店、ナショナルストアといわれるものを作りました。メーカーが希望した価格で販売することで、エリアごとの競争が起きないような仕組みづくりをしました。つまりは価格統制です-途中略-中内功は松下電器と徹底的に戦いました。昭和40年代後半にクラウンという会社に、プライベートブランドのブブというテレビを作ってもらったのです-途中略-プライベートブランドがNB(ナショナルブランド)に対する価格圧力要因であったことは、この当時から垣間見ることができます
Posted by ブクログ 2010年09月19日
仕入れ値が安ければ納得できるけど、農作物は安過ぎ。食べ物に関しては安ければいいとは思えない。そもそも生産者が生活できないような値付けはまずい。。
Posted by ブクログ 2015年06月08日
寄せ集めて安くしたり、ブランドを無くして安くしたり色々な工夫があるものですが、690円のジーンズとかかなり無理して安くしてるっぽいです。
あとがきにある「激安栄えて、国滅ぶ」とならないように、よく考えて消費したいものです。
Posted by ブクログ 2011年06月06日
激安パソコン、ジーンズなど・・。
モノが安くなる仕組みが書かれています。
後半は、中内功(ダイエー)、鈴木敏文(イトーヨーカドー)、
柳井正(ユニクロ)、安田隆夫(ドンキホーテ)の4人について書かれています。
キーワード
宇宙モニター方式
ダブルチョップ
ヨーロッパでは店・日本で...続きを読むはメーカー
再販価格維持商品 ワイシャツやキャラメル
Posted by ブクログ 2011年03月27日
[ 内容 ]
経済をわかりやすい語り口で語る著者が、「激安」商品を俎上にのせ、安さのからくりをズバリ指摘。
コストを徹底的に減らせたワケは。
コラムも充実した、賢い消費者になるための必読書。
[ 目次 ]
第1章 「激安」の現場(激安ジーンズのからくり;百円バーガーのからくり;低価格スーツのからく...続きを読むり ほか)
第2章 「激安」の人物史(フロントランナー 中内功;欧米型リーダー 鈴木敏文;地方からの発信 柳井正 ほか)
第3章 「激安」のこれから(ナショナルブランドからプライベートブランドへ;「ブランド」という付加価値;激安の裏側にあるもの ほか)
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
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[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ]
Posted by ブクログ 2012年05月20日
工場を人件費が安い場所に作る。製造から流通のあらゆる段階での効率化が値下がりを支えているがわかります。
後半は安売りの人物、中内功、鈴木敏文、柳井正氏の簡単な活動の歴史について書かれています。
金子氏の面白さが伝わる一冊です。
Posted by ブクログ 2010年10月03日
あまり難しい事は書いてなく読みやすいです。激安を喜んでいるとそのうちしっぺ返しがくる。安さの裏の悲劇を考えなければならない。著者の言う「激安栄えて、国滅ぶ」は断じて避けなければならない。
Posted by ブクログ 2010年08月12日
いまTVなどでおなじみの金子 哲雄さんの著書。
非常に読みやすい文体かつ例示などで誰でもとっつきやすいと思う。
内容は、流通に関することについて。
私たちの生活に身近な例をたくさんとりあげており、非常にわかりやすい。
後半のダイエーとイトーヨーカドーの分析には多少の疑問も残った(消費者嗜好の変...続きを読む化の重要性が低く取り上げられていると思う。)。
本としては内容は薄めだが、
とても読みやすくオススメである。