【感想・ネタバレ】学習障害(LD) 理解とサポートのためにのレビュー

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Posted by ブクログ

非常に豊富な情報が概観できる素晴らしい内容。
特に、アメリカでの取組・研究が具体的に紹介されているのがありがたい。特別支援教育が目指す先まで含め、広範囲に具体的に書かれている。

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2013年05月09日

Posted by ブクログ

ネタバレ

[ 内容 ]
計算は速いのに文章題になると意味をつかめない。
英会話は得意なのに簡単なつづりの間違いを繰り返す…。
知的には遅れがないのに、特定の学習に困難を示す子どもたちがいる。
学習障害(LD)といわれる範疇にあるか、それに近い子どもたちである。
通常の学級で学習している彼らへの効果的な支援のためには、本人だけでなく親や教師ら周囲も対象とするサポート体制を築くことが必要だ。
新しい教育への取り組みを模索する。

[ 目次 ]
第1章 学習障害(LD)とは何か(定義と判断をめぐる問題;ニーズによって支援を決める ほか)
第2章 学ぶ側のニーズ(ディスクレパンシー;得意を伸ばしますか、それとも不得意を返上しますか ほか)
第3章 教える側にもあるニーズ(「これまでの子ども」とは違うの?;特別な指導法はあるのか ほか)
第4章 サポートシステムの構築(二〇一〇年の日本の小学校;「先生、一人で悩まないで」 ほか)
第5章 多様なニーズに応える教育と社会(ニーズを把握する習慣;サイエンスという視点 ほか)

[ POP ]


[ おすすめ度 ]

☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

[ 関連図書 ]


[ 参考となる書評 ]

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2011年04月03日

Posted by ブクログ

日本における学習障害児支援の実態についてアメリカとの比較で論じた本。2002年初版と20年近く前の本になってしまうが、現在でも参考になる部分の多い本である。
アメリカの個々のニーズに沿う教育形態が全く問題ないかと言われればそうではないだろうが、画一的な教育を旨とし、インクルーシブ教育の導入が進まない日本教育にとってすれば学ぶべきことは多いだろう。
特に最終章で挙げられた「ニーズ、サイエンス、パートナーシップ」の標語は教育を考えるうえで非常に重要になる概念であると思う。

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2020年08月05日

Posted by ブクログ

やや内容は固い(難しい)印象を受けるが、LDを取り巻く(特に教育)の世界での状況や、日本の歴史(変遷)が分かる。
また、端的にではあるが、さまざまなケースが紹介されている。LDを肯定的に捉える一助になると思う。

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2011年08月11日

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