【感想・ネタバレ】ZOKUのレビュー

あらすじ

犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体〈ZOKU〉と、彼らの悪行を阻止せんとする科学技術禁欲研究所〈TAI〉。その秘密基地は真っ黒なジェット機と真っ白な機関車! 謎の振動、謎の笑い声、ばらまかれる芸術作品……。一体何のために? 被害者が気づかないほどのささやかな迷惑行為をめぐり、繰り広げられる悪と正義(?)の暗闘。痛快無比の物語。

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Posted by ブクログ

ネタバレ


氏いわく『かなりアンチな小説』とのこと。
正義?のTAIと悪ならぬ悪戯の組織ZOKUの両陣営を中心に描かれます。ロミ・品川のイメージは勝手にドロンジョになるのは私だけでしょうか。
なにに対するアンチなのかはわかりませんが、アンチヒーロ物? 正義の味方が悪者をやっつけて終わりになるのが従来の一般的なタイプのストーリーだと思いますが、コミカルなキャラクターからはそんな切迫感も命の取り合いもありません。ましてや悪戯ですから(著者のことだからすべて実現可能なのでしょう)。
あとは珍しく固有名詞の引用がポップ。アトム、ガンダム、エヴァ、など。

僕、将来はのっぽさんになろうと思っていたから
Episode2より
森博嗣さんの小説で『できるかな』が出てくるとは。

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2020年07月25日

Posted by ブクログ

ネタバレ

ZOKU(Zionist Organization of Karma Underground:犯罪未満の壮大な悪戯を目的とする非営利団体) VS TAI(Technological Abstinence Institute:科学技術禁欲研究所)。
ZOKUの悪行を阻止すべく、立ち上がるはTAI。

痛快無比の物語とあらすじにある。

読んでいて、失笑…。
森さん、これ、書いていて楽しいんだろうなぁとひしひしと感じてしまったのだけれど、どうなのだろう?
真っ黒なジェット機が出て、真っ白な機関車が出て。
犯罪というよりもちょっと迷惑で意地悪な悪戯を度々真剣に話し合いをし、実行し、成功してんだかしてないんだかな業績を残すZOKU。
ZOKUよりは少しオトナで、現実的な考え方をしているTAI。
そのふたつのオトナの集まりによる対決が描かれている本作。
馬鹿馬鹿しいところがこの小説のいいところだと思う。
揖斐と野乃というキャラクターがちょっと犀川先生と萌絵を思い起こさせる感じ。

森博嗣作品をまだ読んだことがないけれど、興味がある、という方にはあまりオススメできません。
森さんのファンなら違う意味で楽しむことができるものの、森作品としては番外編、というくらいの位置付け、私の中では。

何が始まりで、何が終わり。
何が正しくて、何が悪い。
何が面白い??
そういうのにこだわると、この作品は楽しめないかも???

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2019年07月10日

Posted by ブクログ

ネタバレ

くだらない感じが良かった。面白い発想、魅力的なキャラクター。

最後ちょっと意味深やった。全体的にちょっと物足りない感じはあったけどそれが良さなんやろな。

もっと先が見てみたかったかな。

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2012年09月02日

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