【感想・ネタバレ】おもいでだま 1のレビュー

あらすじ

もしも自由に記憶を取り出すことに出来る社会だったら…
覚えておきたい想い出、忘れ去りたい記憶、あなたにはありますか?
「メモリーセーブキャンディー」…通称「MSC」と呼ばれるキャンディーのようなメディア。お値段、一つ10万円。
トラウマになった記憶を取り出したり、大事な想い出を保存できるこのサービスを取り扱うMSC社のミオの元に、今日も新しい顧客が尋ねてくる。
…たとえば、高校生の時、好きだった彼女に「童貞なの?」とバカにされたトラウマに苦しめられている大学生。
…たとえば、死を間近に控え、遺言をMSCにこめてドラ息子たちにいじわるをするおじいさん。
――彼らは、その果てに何を想い、何を見つめるのか?

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Posted by ブクログ

記憶を取り出すあめ玉の話で、それによって人の人生が動いていくお話。オムニバス形式で読みやすいし、いろいろ考えさせられる。どんなにつらい思い出でも、記憶を取り出さずに、それを乗り越えようとすることが人を強くするんだなと思える。そう書くと記憶の切り取りには意味がないように思えるが、他人の記憶を見て人が変わっていく描写もあり、これも面白い。黒いMSCの存在によって、これからどう変わるかが見物。

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2013年04月12日

Posted by ブクログ

 すすめられたので購入。けっこうベタな設定っちゃ設定なのかな?それぞれがやっぱり記憶を最終的に取り戻したくなるっていうのはまぁそうなるよなぁとおもいました。どんな記憶だって自分の血肉として噛み砕くのがスジってもんじゃないのかなぁとおもったけど、本当に消したい記憶ってのも人それぞれあるかもしれんなーと自問自答してしました。
 主人公であるミオが溜めてしまった思い出がどう作用するのか次巻が楽しみです

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2012年06月10日

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