【感想・ネタバレ】ツバキ(2)のレビュー

あらすじ

舞(まい)と丑男(うしお)の姉弟は、両親を亡くし都会から祖母の郷里である切絵(きりえ)の里へ移り住む。 しかし、村の淫らな因習とよそ者への差別は姉弟を容赦なく苛み、丑男の心は次第に壊れていく。偶然村を訪れた椿鬼(ツバキ)は、姉弟の境遇に気付いて救おうとするが……? 純朴な少年が未曾有の大量殺人に至った経緯を活写する三部作『朧月夜』と、椿鬼自身の心に迫る『マヨイガ』──傑作2編を収録!

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感情タグBEST3

Posted by ブクログ

前半の兇烈な展開に呆然とし、これ次回のハードルきついぞと思ったらそこを足踏みしめてグイグイ登ってきた。凶も情も強いエネルギーで描ける作家に脱帽。

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2015年06月15日

Posted by ブクログ

実際の「津山事件」をモチーフとした『朧月夜』。後味悪いが、風習と人間の業を考えさせられる。
そして、『遠野物語』にも収録されている「迷い家」をモチーフにした『マヨイガ』。
「前向きだろうが 後ろ向きだろうが 「生」を与えられた以上 限界まで生きろ」
押切氏の叫びが伝わってくる。

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2014年10月13日

Posted by ブクログ

閉鎖的な里の古の風習、性は業を産み、妬み嫉みを産む。恐ろしきは山の怪ではなく人間だとわかる。
椿鬼は性ではなく生に対し前向きで堂々たる女丈夫だ、山と人を愛し守り今日も椿鬼は生きていく。あ、ちなみに生娘だそうですよ。

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2014年12月08日

Posted by ブクログ

ネタバレ

押切蓮介の手による津山三十人殺しのはなしと、生きる話。
サユリでのババア無双にも通じる、生きる意志をくじく世の中でも、それでも生きる意志。

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2013年10月06日

Posted by ブクログ

 村社会の恐ろしさから生にたいしての話。後半のツバキのセリフは良かったです。こう押切先生の生者の考え方はすごいパワーがあって好きです。

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2012年07月12日

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