あらすじ
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ながらく原子力推進の仕事に携わってきた著者は、福島第一原発から七キロ、温暖で暮らしやすい富岡町に家を構えた。そして3.11、東日本大震災と原発事故-。突然の避難指示と、改善の進まぬ避難所生活を強いられるなか、原発によって、周辺住民がこんな目にあってはならないと、推進してきた者として、身に沁みて感じるようになる。原子力政策、体制の問題を指摘してきた著者が、関係者として責任を感じつつ、その内実を語る。
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Posted by ブクログ
原子力業界に携わり原子力発電の利用を推進してきた筆者が、福島第一発電所の事故で、自身が避難生活に追い込まれてしまった。関係者として、避難生活者として、原子力業界の問題点を示している。
Posted by ブクログ
日本原子力発電(株)に勤めていた北村俊郎氏が、災害時に考えるべきことと今回の東日本大震災で至らなかったことをまとめて書き連ねた一冊。一個人の意見とはいえ、中立的なのですんなり読んでいける。
でも、豊富な現場業務や海外での学会報告を経験されている様子なのに、これらの観点に基づく提言がほとんどありませんでした。経歴を見るに、文科系の方なので事務屋さんだったのかな。