【感想・ネタバレ】現代語訳 渋沢栄一自伝のレビュー

あらすじ

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倒幕をもくろんで志士となるも、慶喜に仕えることとなり、幕府に出仕して渡仏するも、維新により帰国。新政府で官僚となるが、実業を志して野に下って-。数々の逆境を乗り越えて、四七〇あまりの会社を創り、社会事業を実践していった渋沢栄一。その波乱に満ちた生涯は、自らの言葉により語られていた。「論語と算盤」を体現した生涯を、現代語訳と新編集で読む。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

明治幕末。いつも注目されるのは坂本竜馬や志士たちの戦いですが、日本を発展させる為経済面からあらゆる手だてを打った澁澤栄一の生き方が眩しい。

500を超える会社の起業に携わり、日本で興した事業には ・銀行 ・保険 ・肥料 ・製紙 ・砂糖 ・証券取引所 などがあり、企業では ・帝国ホテル ・京阪電鉄 ・東洋紡 ・キリンビール ・東京ガス 等がある。

本書は大きく3部で構成されている。
①志士活動から幕府重役へ
②海外での視察活動
③明治後の事業家

澁澤栄一の自伝を抜粋して現代語訳されている。
明治政府樹立後の重鎮達とのやりとりも面白い。

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2012年03月07日

Posted by ブクログ

ネタバレ

渋沢栄一と言えば、日本実業界の父ということで、現代に残る多くの企業の設立に関わってきた人です。
そんな人の生き方に、現代の行き詰る企業へのヒントがあるのでは?と思って読みました。

…が、超行き当たりばったりの人生でビックリ!!

倒幕派のはずだったのにお金がなくて一橋に仕え、やる気なくなったところに水戸藩のご子息のお供でフランスに行く話が出て、その間に幕府は瓦解、色々考えながらも結果的には人に誘われて新政府に入る。

これが、「キャリアは偶然性を大事に」ってことか~

実業界に出てからのエピソードが薄めだったのがちょっと残念。

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2013年08月15日

Posted by ブクログ

ネタバレ

すごい人。もっと深く知りたくなった。

資産あっての事業、事業あっての労働あると同時に、
労働あっての事業、事業あっての資本である。
賃金を与えるものが貴いと言うのなら、労働を与えるのもまた貴い。
いやそのいずれも与えるのではい。資本と労働との持ち寄りに他ならない。
さらに適切に言えば、資本家と労働者との人格的共働がすなわち産業である。

木戸孝允のこと
一人登用をしようとした人物がいた。その人物の評価を聞きに、当時特に役職も高くない渋沢の家を訪れた。
人を引き上げるということの重要性。

大久保利通のこと
何を考えているかさっぱりわからなかった。気味が悪くて、渋沢は嫌いだった。

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2019年10月27日

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