あらすじ
写真とイラストが一切ない文章だけのゴルフレッスン書第二弾!
「ゴルフとメンタル」に注目し、スコアアップをはかるための数々の工夫を盛り込んだ一冊。「誤解を恐れずに言えば、ゴルフは決して楽しいものではない。むしろ辛いことの方が多いゲームと理解し、脳のスイッチを日常生活からゴルフへとパチンと切り替える必要がある」。日頃どう練習を重ね、プレー当日までどのように過ごし、コースでどう振る舞うか。新しい視点のゴルファー必読の書!
第一章 ゴルフ脳を使え!
第二章 どんなゴルフを目指すのか
第三章 練習の具体的なヒント
第四章 ゴルフ力でスコアを縮める
第五章 簡単で失敗が激減するアプローチ
第六章 ドライバーは友達か?
第七章 入れるパット
第八章 クラブ選びの基本
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Posted by ブクログ
ゴルフには、技術的な知識だけでは解決できない問題が存在する。それを「メンタル」というあいまいな表現ではなく解明することがこの本の目的。
技術以外に必要な要素が何か、という問いにおきかえてもよい。
「ゴルフ脳」と「ゴルフ力」という言葉がさしているのは、まさにこの領域である。
「生活脳」に対する「ゴルフ脳」とは、つまり、ゴルフのことばかり考えている脳。
「ゴルフ脳」に支えられた「ゴルフ力」とは、つまり、ゴルフにおいて、成功のイメージを描き、そのとおり実行する力。
ゴルフは「悲劇の体験」ができる稀有なスポーツ。スコアを競うゲームとしては、「ゴルフは楽しい」という認識はスコアを崩す原因となる。数日前から、ゴルフのことしか考えない脳に切り替える必要がある。ここぞという場面で、望む結果を導きだせるのか、否か。そこが肝心。ゴルフというゲームの流れを感じ、スコアがくずれそうな要所を押さえる力。
冷静に自分が置かれている状況を、そしてボールのライを、あるいは、自分の身体の調子も判断できる。打つべき飛距離、方向性。想定されるミスの範囲。守るのか攻めるのか。あらゆる判断のもととなるのが、心だ。言い換えれば「ゴルフ脳」だ。
この本、中級以上のゴルファーが直面する課題の本質を突いている