【感想・ネタバレ】宵鳴のレビュー

あらすじ

大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らぬものはないといわれ、欲望と幻想が妖しく交わるこの場所も、しかし少しずつ衰退の兆しを見せていた。滅びの予感に身をゆだねながら、赤腹衆のサザは最後の市守(いも)りとして今年もまた仮面をつけ、夜ごと市を巡回する。そんな折、市に大道芸人の父娘が流れてきた。彼らはある呪いを解くため、「うろくづ」という不思議な道具を探しもとめており……。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

”今年も来てくれたのね”
また細蟹の市の雰囲気に浸かれるのが嬉しい。
ぽこぽこ焼き美味しそう…て所から始まり、「うろくづ」を探しにきた大道芸人カラカラ、目を布で隠した少女メトメ、足が鳥のこえよしなどが新たに登場し物語の中に入り込む。
哀しい男の話だなあ…あれだけ全てを賭してうろくづを求めたのに。
頭、末尾の台詞は誰の言葉?まことからサザへ?作者から読者へ?
また次の市も見られますように。

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2014年08月09日

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