【感想・ネタバレ】シュテファン・ツヴァイク ヨーロッパ統一幻想を生きた伝記作家のレビュー

あらすじ

十九世紀末ウィーンに生まれ、ユダヤ系資産家の両親を持ち、華やかな文学的交流の中心に位置していたツヴァイク。第一次大戦勃発に際し、ロマン・ロランを先達として平和主義運動に邁進したが挫折に終わり、戦後のナチス台頭により亡命を余儀なくされ、第二次大戦中に亡命先のブラジルで自殺を遂げた。しかし彼がもろくとも貫き通したヒューマニストの姿勢は、彼が作品に描いた悩める歴史的人物像とともに今なお人の心をうつ。

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Posted by ブクログ

第一次世界大戦前から大戦後にかけて
平和主義運動を邁進するも
時代が時代で 挫折に終わってしまった
シュテファン・ツヴァイクの伝記ものです。
登場人物はとても多いです。
裕福な家庭に育ち
当時の様々な文学者たちとの関わり
信頼していたロマンロランとの関わり
ナチスドイツからの亡命、亡命する前後の混沌としたヨーロッパのこと
結構ことこまかに書いてあって
まさに激動の20世紀を生きた
文学人のリアルな実話。
面白いんだけど
結構読むのに時間がかかります。

0
2011年06月23日

Posted by ブクログ

ツヴァイクの人物像を知るにはまあそれなりの内容ではあるが、もっと基本的なことを知りたいと言う読者にはあまり親切な本ではないかもしれない。また、日本人が書いたものでありながら、これほどひどい日本語もそうはないな、と言うのが率直な感想。複数の著名な大学の教員を歴任され、ドイツ語もよく読める方ようですけど。新書なんだから、読みやすさは大切にしてもらいたいと思う。

0
2018年01月20日

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