【感想・ネタバレ】桜の森の満開の下のレビュー

あらすじ

なぜ、それが"物語・歴史"だったのだろうか――。おのれの胸にある磊塊を、全き孤独の奥底で果然と破砕し、みずからがみずから火をおこし、みずからの光を掲げる。人生的・文学的苦闘の中から、凛然として屹立する"大いなる野性"坂口安吾の"物語・歴史小説世界"。

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Posted by ブクログ

ネタバレ

安吾は怪談から恋愛もの、人間ドラマにドタバタとオール・ジャンルの作品を書いた器用な作家。太宰や漱石の作品に出てくる悩んで自殺するような弱々しい人物ではなく、血の通った逞しく生きる人間を描いている。それにしても、表題作のグロさは桁違いの凄さ。

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2014年07月04日

Posted by ブクログ

ネタバレ

>桜の森の満開の下の秘密は誰にも今も分りません。あるいは「孤独」というものであったかも知れません。

桜の下に人の姿がなければ、桜は怖しい。なぜなら あの下を通る時、果てしない孤独を感じるから。
そういえば、「花見」文化の始まりは、豊作祈願の神事ですよね。桜の木に、神様が降りてくるからだとされています。桜の木の下の怖しさに、一種の神々しさみたいなものを感じて、神事を始めたのでしょうか。それとも、神様がいるから神々しくて怖しい?

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2025年02月14日

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