【感想・ネタバレ】三日月の武者 山中鹿介伝 尼子家の危難のレビュー

あらすじ

三日月に「願わくば、我に七難八苦を与え給え」と誓った男の波乱生涯とは。

尼子家当主尼子義久は、父晴久が急死したため、二十二歳で家督を継ぐも、老練なる毛利元就に翻弄される。
母が新宮党・尼子国久の娘であるため、父に滅ぼされた新宮党に同情していた。
晴久よりは武芸に秀でるも、その疑い深さをも引き継ぐ。
毛利の侵攻という一代危機に当って、(北の方の助言で)重臣たちに替わって、
山中鹿介、大塚与三右衛門、山中鹿介、秋上庵介といった若手を大抜擢するが、
そのことが、元就の調略もあり――重臣、老臣と、若手の主導権争いを引き起し、
尼子家の内部分裂を加速する。
出雲に侵攻した毛利に味方が連敗、さらに信じていた家臣が次々裏切る中、
新宮党を破滅に追いやった過去から、憎んでいたはずの座(角部(ざとうのかくべ)が
勧める酒に溺れ、正常な判断力を欠いてゆく。

\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

Posted by ブクログ

謀聖の続編として読めた。黒正甚五郎は懐かしかった。この作家の歴史小説は弱い立場の者への共感に溢れているので好きです。何時も思うのだが、古今東西戦争になると必ず庶民が酷い目に遭う。戦闘シーンの残酷さはきちんと描かれていると感じた。覇者の酷薄さが身に沁みた。今の世界と日本のきな臭さとオーバーラップするシーンがままあった。また続編がありそうで楽しみです

0
2026年09月27日

Posted by ブクログ

尼子義久に仕えた重臣山中鹿介の一代記。妻綾乃をめぐる若き日の姿、尼子が劣勢となり毛利家に侵食されていく中での重臣達の対立、離間の計により義久が疑心暗鬼に陥り尼子家がバラバラになった串のようになっていく姿は読んでいて辛くなる。また、当たり前だが毛利元就がめっちゃ悪人として描かれているところに尼子贔屓の作者の味を感じた。

0
2026年10月03日

「歴史・時代」ランキング