【感想・ネタバレ】天涯の砦のレビュー

あらすじ

〈壁の向こうは、すべてが敵だった──小川一水作品史上、最も過酷なサバイバル極限の人間ドラマ〉破滅的な大事故により真空を漂流するステーション。わずかな気密区画に残された生存者の、絶望的な闘いの果てに待ちうけるのは?

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Posted by ブクログ

ネタバレ

久々にストレートなSFを読んだ。このド直球さに、冒頭からクラクラしっぱなし。軌道ステーションの土産物屋ではきれいにラッピングされたデブリの小片が「星のかけら(スターチップ)」と称して売られている、なんてディテールも楽しい。
あと興味深かったのが、真空・0気圧中に曝露した人体の挙動。15年くらい前にniftyのfsfでいろいろ議論されていた当時は、「一瞬で血液が沸騰して死ぬ」とか「あっという間に全ての水分が蒸発して干からびる」なんていう考え方が主流だったけど、いまではこういう風に考えられてるのか。私がそれだけ長い間SFから遠ざかっていたんだなぁと、愕然とした。

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2011年06月11日

Posted by ブクログ

ネタバレ

割と最初の方に真空状態になった(まだ生きてる)人と対峙するシーンが、本当に一瞬の描写だったけどショックでトラウマになりそう…
偶発的に生き残って極限状態を迎える状況、そんなに上手くいくか行かないかはさておき、絶望的でハラハラする。宇宙を背景に繰り広げられる群像劇。もっと明るさとか起死回生の盛り上がりとか欲しかった。

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2024年06月24日

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