あらすじ
〈野間文芸新人賞作家が贈る数理的恋愛小説集〉これは多分、「僕たちの初恋の物語」。それともやはり、「初恋の不可能性を巡る物語」──恋愛小説の最先端を駆ける全4篇を収録
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Posted by ブクログ
リズムや響きが心地よくて、美しくて、でもさっぱり分からない。でもハマる。これは数式なのかな、詩なのかな、と。時々わかる言語がはさまってるかんじ。
恋愛小説だったのか〜
確かにボーイミーツガールしてる。
また読もう…
Posted by ブクログ
「Boy's Surface」★★★★★
「Goldberg Invariant」★★★
「Your Heads Only」★★★★
「Gernsback Intersection」★★★
「What is the Name of This Rose?」★★★
Posted by ブクログ
数理恋愛小説がテーマの5編から成る短編集。
概念や理論を擬人化させ、恋愛を数理的に解釈するというイメージ。
前作はそれなりに読みやすいと思っていたが、これに手を出して改めて円城塔の難解さを目の当たりにする。
数学的構造物レフラー球を発見した数学者、レフラーとフランシーヌの恋を描いた表題作「Boy’s Surface」は前回の流れで読み進められたが、それ以降は確かに難しかった。
作品の雰囲気や流れるような文章で、面白く読めたことは確かなのだが、厳密に理解できたかと問われれば否。
が他の皆さんも語られている通り、「わからない」は文脈と作者の意図の話で、目の前に展開する異様な光景は、ただそれはそれとして受け入れるだけでも面白いのは確かなので、不思議とこの人の作品には引き付けられてしまう。