あらすじ
「誰もがゼロからスタートする。失敗してもゼロに戻るだけで、決してマイナスにはならない。だから一歩を踏み出すことを躊躇せず、前へ進もう」――なぜ堀江貴文は、逮捕されすべてを失っても希望を捨てないのか? 彼の思想のコア部分を、その「自伝的告白」と絡めながら述べる堀江本の決定版! 出所後初の書き下ろし!!
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言葉よりも結果を、感情よりも論理を優先するといったコミュニケーション不足から生まれた不信感や誤解。こうした経験から堀江さんが辿り着いたのは「自分の考えを理解してもらうために、まずは『堀江貴文という人間』を理解し、受け入れてもらう必要がある」ということ。これが収監後に大きく変わった自らの考え方だったと、堀江さんは語っています。
たとえ耳の痛い事実であっても、信頼している人の言葉ならば素直に受け入れられるってことは、誰にでもありますよね。「『ゼロ』になるのは怖いことじゃない、だから失敗しても恐れず前に進もう」という言葉も、今の堀江さんが言うから心に届くのだろうなと思います。読みながら、肩の力を抜くことの大切さを綴った吉野弘さんの詩「祝婚歌」を思い出しました。
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自伝的啓発本
出所後も第一線に復帰した堀江貴文さん。この方は働くことが人生そのものなのでしょう。どうすれば彼のように仕事にハマることができるのでしょうか?その答えのヒントは本書にあります。
仕事にルールをつくり、遠くを見ないで目の前のことに没頭する。要するに自営業者意識で取り組むということなのでしょう。そしてタイトルにもなっている「ゼロ」。ゼロに何をかけてもゼロにしかならないという言葉はよく覚えておきたいと思います。
Posted by ブクログ
社会人になって、丸7年。改めて気を引き締めて取り組もうと思った。
ホリエモンですら、自分は天才ではない、イチを足していっただけと言ってることに驚いた。
ホリエモンは自分を信じる気持ち(=自信)が強いなと感じた。
だから自分で考えた手段やルールを最後までやり切れる。
僕は自分を信じる気持ちが弱いなと思う。
もっと自分を信じて思いつく限りのアクションを起こしていこう。
以下引用====
常に新しい分野に目を向け、新しい出会いをつくり、新しい情報を浴びて、思考と行動を繰り返す。止まることなく、休むことなく、動き続ける。
なんでもいい。はやめる。
悩むと考えるは違う。
悩むことは物事を複雑化すること。
考えることは物事をシンプルにすること。
自分でルールを作って守る。やり切る。
独房に居た経験が書いてあった。自分には経験がないので、興味深く読んだ。「人生にマイナスはない」の言葉が印象に残った。「失敗しても0に戻る」だけらしい。私は失敗の度にマイナスになったと思っていたので、目から鱗だった。無料版で全て読んだわけではないため、星は4つにした。
Posted by ブクログ
【働くこと、の尊さ】
ゼロに何を掛けたところで、ゼロのままだ。だからまずイチを足さないといけない。
堀江貴文さんが出所されてから初めて出した本ということで、もう10年以上も前なのだけれどもとても興味深く読んだ。働くことについて書いている。つまり生きることについてでもある。
時間は有限で、命そのものという。今しか存在しない、その今に全力を尽くすこと。
自信がないなら、小さなイチを踏み出すこと。
やりたいことが分からないなら、できる理由を考えること。
お金はただ貯めるのではなく、報酬は時間の対価に受け取るのではない。人は人生の中で、働くことを通して、何かに没頭し、好きになり、やりがいを作り出すことができる。
そうやって、没頭して何かをすることこそが、生を充実させ、いずれ死ぬ人生の中での生きがいとなる。そんなことが書かれていたと今のところは理解しました。
自分がこの世界でどう能動的に生きるのか、日々感じる無力さとか、無能さとかに対して、そこにどうイチを足せるか。書くとちょっと抽象的だけれども、執着を捨てることでもあるように思った。今自分は同一歩を踏み出すか。踏み出し続けるか。
例えば、転職する時でも、興味のある求人を見るとできるか分からないことばっかりで、無理なのではないか、と思う。その際は、どうやったらできるかを具体的に考えること。する、と決めること。この一歩を踏み出し続けることをしようと思う。
先ほど読んだZero to Oneの本では、ビジネスにおいて新しいものを生む、という意味を込めてOneといっていたけれど、この本のイチは人間レベルでの私たち一人ひとりの一歩の話で、今の自分に身近に感じられた。働くことは尊い。