【感想・ネタバレ】物語ること、生きることのレビュー

あらすじ

国際アンデルセン賞(児童文学界のノーベル賞)受賞!作家になりたくて、でも、甘ったれの幸せな「夢見る夢子さん」のままじゃ作家には絶対なれないと思っていた10代。自分で自分の背中を蹴っ飛ばし、外の世界に触れ、文化人類学の道を志した20代。そして、その先に待ち受けていた「作家として生きつづける」という新たな登り坂……。壮大な物語世界を生んだ作家の道程が問いかける、「読むこと」「書くこと」「生きること」とは。

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

上橋さんはほとんどぜんぶ読んでいるけれど、上橋さん個人のことは、対談などでうかがい知るほかは何も知りませんでした。こどもにも読めるように平易に書いてあるのに、大人が読んでも面白い。上橋さんの描く物語には、これだけ重厚なバックボーンがあったのだと、驚きの連続でした。世界観や地球環境、現代の社会問題なども、人類学者としての目線でさらりと語られていましたが、ことばを選ぶのは難しいはずです。
上橋さんが古武術によって身体の動きを知っていたので、バルサの殺陣も息を呑む緊張が生まれていたのだと、あらためて知りました。
物語を聞かせ続けてくれたおばあさま、好きでたまらなかった本。必死になって身体を動かし続けたこと。
それらが謙虚に語られています。上橋さんはインタビューを受けたので、書いた人は違うのですが、上橋さんを浮かび上がらせて、見事な構成だと思いました。
上橋さんの物語は、この後もずっと語られてゆくことでしょう。それは上橋さんの人生そのものだから。

0
2016年01月16日

Posted by ブクログ

ネタバレ

正義もいろいろあるってマイノリティのフィールドワークの中で学んだと、だから、守り人のなかのああいう価値観が生まれるんだなあと納得。

0
2014年10月17日

「エッセイ・紀行」ランキング