あらすじ
激しくお笑いを嫌う圭右の父。その理由は、上妻家をどん底に陥れた、悲しい過去にあった…! 父に隠れ、圭右は辻本と組んで文化祭の漫才コンテストに出場することを決意するが、当日、二人に絶体絶命の危機が!?
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Posted by ブクログ
お笑い嫌いという表現が屡々挟まれていた上妻君のお父さん。
遂に理由が明かされます。
誰も悪い訳ではなく、誰の気持ちもわかるような
悔しい理由であり、
過労死を美談にせず
「母ちゃん死なせたのおやじだろうが!」
と上妻君に言わせるところが気持ち良いです。
お父さんも本当はわかっていて、でも誰かのせいにでもしなければ辛すぎてやっていけなかった。
人間らしい描写です。
学園祭のお笑いコンテストに向けて
「一回しか言わへんぞ。俺と組まへんか?」
という辻本君が恰好良いし、意地をはっている自分に気がついて
素直ではないながらも組むことにする上妻君もまた良し。
玉木君が中々の事をやらかす割には、この後も付き合いの長いキャラになるところが
本当の悪人はいない森田先生の漫画らしくて良いなと思います。
社会的制裁は受けたわけですし。
校長のせいで優勝は出来ないけれど、
手応えを感じたふたり。
芸人を目指す、とはっきり上妻君が言葉にするところも恰好良くてわくわくします。
Posted by ブクログ
辻本とその元・相方静代の漫才を見てから、自身の笑いに急に迷いを抱き始めた圭右。そんな折、学園の文化祭で「漫才コンテスト」が開かれるという情報が。しかも審査員にお笑いコンビ「ロッテンマイヤーズ」が招かれるという。圭右は辻本ではなく、梅垣と組んで参加しようとするが…。
その一方で圭右の父の芸人嫌いの理由も明らかに。
お父さんの芸人嫌いの理由はなかなか泣ける…。言い方が変ですが、芸人が絡む芸人らしい理由ですね。