あらすじ
これまで右へ倣えで高額な適性検査を外注してきた社長や人事担当者が知ったらゾッとするような“ウソ”を、心理学の第一人者が痛快に暴露する1冊。
「自分はいつも運が悪い」などの質問にYes、Noで答えていく性格テストの定番が「YG検査」だ。採用試験に臨む学生の中には費用を払ってまで事前対策指導を受けている者がいるという。しかし著者の下した結論は「有害無益」。同じく就職試験によく用いられる「内田クレペリン検査」も「世の中に害毒を流しているだけ」と斬り捨てる。日本人が大好きな「血液型人間学」や臨床心理士が用いる「ロールシャッハ・テスト」も事実無根だと論じる。
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Posted by ブクログ
心理検査はそんなに万能じゃないっていう本。
ちょっと口が悪いなぁと思いつつ、血液型の話とかが嫌いな自分には合ってた。
p. 113
インクのシミが明らかにするのは、唯一、それらを解釈する検査者の秘められた世界である。これらの先生方は被験者のことよりも自分自身のことをたぶん多く語っている(アナスティシ、1982年)。
Posted by ブクログ
大学の先生に「めっちゃwwwおもろいからwwwよんでみwww」って言われました。
別の先生からもすすめられた1冊で、確かに面白かったです。
だけど先生曰く、心理学初心者は「こんなことが指摘されているのになぜそれを勉強しなきゃいけないのか」という考えにとらわれてしまうため、一通り勉強してから読むほうが面白いらしい。