あらすじ
嫡男久太郎の婚姻の日が近づいていた。相手は、珠世の夫伴之助に苛酷な陰働きを命じた前老中水野忠邦に連なる家の娘、鷹姫さま。祝言の日までの心労、婚礼の場での思わぬ騒動、そして次男久之助も人生の岐路を迎えて──。家族が増えた矢島家では、喜びも増え、苦労も増える。姑となった珠世に安寧の日々は訪れるのだろうか。人情と機智にホロリとさせられる、好評シリーズ第五弾。
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Posted by ブクログ
お鳥見女房シリーズ五弾。嫡男久太郎の婚姻の日が近づいていた。相手は、珠世の夫伴之助に苛酷な陰働きを命じた前老中水野忠邦に連なる家の娘、鷹姫さま。祝言の日までの心労、婚礼の場での思わぬ騒動、そして次男久之助も人生の岐路を迎えて──。家族が増えた矢島家では、喜びも増え、苦労も増える。姑となった珠世に安寧の日々は訪れるのだろうか。人情と機智にホロリとさせられる。いつも読んだ後、心がほっこりする大好きなシリーズです。
①お鳥見女房②蛍の行方―お鳥見女房―③鷹姫さま―お鳥見女房―④狐狸の恋―お鳥見女房―⑤巣立ち―お鳥見女房―⑥幽霊の涙―お鳥見女房―。諸田玲子オフィシャルウェブサイトには、「小説新潮」(3/22発売)・・・「お鳥見女房」シリーズの最終話、「来春まで」が掲載と記載が有りました。
Posted by ブクログ
源太夫の末娘の雪ちゃんがいじらしくて可愛い。
季節が移ろうように、親から子へと命が繋がり、家族の形も変わっていく。子どもたちの成長は頼もしくもある反面、少しの寂しさも。
遠い江戸の話だけれど、角を曲がれば弦巻川や鬼子母神が見えてきて、珠世さんに会えそうな気がする。