あらすじ
「この時間が永遠に続けばいいのに」もう会えないと思った日、気まぐれなまぼろしに願った。
大失恋をして東京から戻ってきた篠岡ひかるが働き始めた「魚津しんきろう博物館」には、有名な珍客がいた。
年間パスで通い詰め、蜃気楼が発生するたびに飛び出していくその人物は、なんと中学の同級生・松風春作だった。再会をきっかけに春作に惹かれるひかるだったが、同時に彼の奇妙な行動を知ることになる。
とめどない時の流れにあらがう恋と、新たに生まれるしなやかな愛。痛ましくて健気な2つの想いを描いた落涙必須の恋愛小説。
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Posted by ブクログ
主人公は、7年間付き合っていた彼氏にフラれ、東京から故郷・富山へ戻って来た篠岡ひかる。
派遣社員として働き始めた「魚津しんきろう博物館」で中学時代の同級生・松風春作と再会する。
初恋の人との再会に心揺れるが人生は一筋縄ではいかない。
富山県で18歳まで過ごした私にとって、物語に登場する立山連峰の雄大な景色が脳内映像で浮かび上がった。
そして魚津といえば、やはり蜃気楼。
光と風が織りなす幻想的な揺らぎが、春作の想い人・三雲の存在とリンクし胸が締めつけられる。
それぞれが抱えた喪失と再生を描いた切なさ100%の恋愛小説。
Posted by ブクログ
とてもファンタジックな恋愛小説を読んでしまいました。蜃気楼がメインとなる恋愛物語、蜃気楼はたゆたう幻影、光と風と海の印象絵画といわしめるものだと言う。富山県で実際見ることができるとのこと見て見たいですね。大失恋したひかるに共感すること間違いなしです。あなたぜひ読んで心震えてください。
Posted by ブクログ
蜃気楼が出る間だけ会える過去のひととのお話。
現実味がなさすぎてファンタジー?幻覚?と思ってしまうけど、
蜃気楼の専門家堺さんの説明にあるように、
蜃気楼はないものを映しているのではない、
というのは春作と遠海さんの限られた時間が嘘じゃないって肯定してくれているようで温かい気持ちになった。
今を生きるために、過去を捨てたり、忘れたりする必要はない。
時間が進もうと、昔も今も全部自分のものだから、
大切にしようと思った。
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「虚像といっても、存在しない架空のものまでを見せる幻影の類ではないということだけ強調しておきます。蜃気楼は、あくまで現実の光景に作用するものです。...最初からないものだけ見ることのできる、自然が描いた印象派絵画みたいなものなんです。幻よりもその方がロマンチックでしょう?」(p.15)
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実家が富山にある僕としては、親近感のある内容だった。
ただ、一回も蜃気楼見たことないけどね笑
ミラージュランドは一回行ったかな、、?笑