あらすじ
「君は尖った氷柱のようだ」――王太子の婚約者となった名門公爵家の末娘・ルルシャ。十五年間、陰の役目を完璧にこなしてきたが、その献身は誤解され一方的に婚約破棄されてしまう。仕方ないと受け入れたルルシャだったが、愛娘を軽んじられ大激怒した家族は爵位も国も捨て新天地へ。自由な平民生活がスタート!…と思いきや、ひょんなことで出会った隣国の皇弟と契約結婚、妻の務めを果たすだけのはずが貧しい領地を大改革してしまい!? 一方、魔物が溢れ出し、綻びが生じ始めた祖国は次第に思い知らされる。あの名門公爵家、またの名を“陰の王家”、さらには大精霊に愛されているひとりの令嬢の力を失った大きさに…。
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1冊読み切り
作者様買いです!
シリーズものではなく、1冊で完結する作品です。
作者様の作品にしては珍しく、ヒロインは23歳。ヒーローは25歳とやや高めの年齢設定。
ヒロインの長年の婚約者は20歳の年下で、尽くされるのが当たり前の甘やかされた傲慢王太子でした。
公爵家ながらフットワークが異様に軽く、娘が婚約破棄されて直ぐに爵位を返上し一家揃って隣国に出奔。
物凄く能力の高い一家(両親と兄2人とヒロイン)で理髪店を営むというぶっ飛んだ設定が楽しかったです。
精霊に好かれていて高度な王妃教育も完璧なハイスペックなヒロインですが、他の作品のように魔法に優れているわけでもないので、ヒーローの活躍が所々で活きていました。
とても魅力的なキャラが揃っているので、もう少し読んでいたいなと思わせてくれるお話です。
気がついたらあっという間に読み終えてしまいました。