あらすじ
〈ブッカー賞/コスタ賞受賞〉十六世紀英国。国王ヘンリー八世が世継ぎを望む中、王妃の不貞の噂が宮廷をかけめぐる。『ウルフ・ホール』に続き辣腕政治家トマス・クロムウェルの人生を描く傑作
1535年秋、ロンドン。
ヘンリー八世の王妃になったアン・ブーリン。しかし、その地位はおそろしく脆いものだった。
卑しい生まれのトマス・クロムウェルは、いまや王の重臣となっている。だが、平穏な日々はいまだ遠い。国家はキリスト教国のあいだで孤立し、貴族たちはそれぞれの思惑を抱え、熱望する世継ぎがなかなか得られない王は女官ジェーン・シーモアに心を移す。クロムウェルは王と国家にとって最善の道を探るが――
16世紀イギリスの宮廷に生きる冷静沈着な政治家クロムウェルを描く、『ウルフ・ホール』に続く歴史文芸大作。
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Posted by ブクログ
スリルってこのことだと思った。全サラリーマンは読むべき。心技体が揃った鉄人のスマートなのに武闘派の生き方…カッコ良すぎる。読みながらずっとその後起きる史実があることもまた楽しませてくれます。
Posted by ブクログ
あるいはそうだったのかも
6世紀のイングランド王ヘンリー8世。妻である王妃も幾人も替わったけど、側近も替わった。
ヘンリー8世に重用されたトマス・クロムウェル。宗教改革を進め既得権益を持つ教会を潰して財産を取り上げ、とされている。
この小説での「彼」は、前作『ウルフ・ホール』と同様、辞書から受ける印象とは少し異なる。
先に失脚したウルジー枢機卿を敬愛し、目の前の状況を切り抜け冷静沈着に生き抜いてきたら、今があったという感じ。
ただ、誠実に一生懸命やっての今、というところと、狡猾に立ち回っての今、というところをゆらゆらと行き来しているようにも思える。
吉となるか、凶となるかは、計算しつくされたようで、計算し尽すことのできない結果によるものか。
それは、やはり、キーパーソンがヘンリー8世だから。神になった王、神のみぞ知る、ということか。
著者の描いた答え、自作を楽しみに待つ。
Posted by ブクログ
さりげなく書かれた言葉の裏にウルジーの仇討ちが込められていてハッとし、アンブーリン処刑の描写はまるで目の前で起きているかの様に頭に浮かんだ。ウルフホール同様、文章が巧みで舌を巻く。
着実に地位を築く一方、風向きが変われば一瞬で崩壊しそうな綱渡りにこの先どうなるのだろうとわくわくしつつあとがきを読んだら最大のネタバレを喰らってしまった……え、周知の事実なの!?あらためて自身の無知を痛感。今度からあとがきは全シリーズを読破するまで決して読むまい。
Posted by ブクログ
あーいたな、そんなやつ……程度の聞きかじり知識しかないので
すごく読みにくかった。無学な自分を嘆きつつ。
外国とのアレコレとか国王の嫁問題とか、とか、とか
クロムウェルさん、つじつま合わせすげーな。
といってもこのひとにそんなに魅力は感じないな。
アン・ブーリンのほうが魅力的だった。
最後やっぱり、アレがああなるけど。
タイトルと表紙からしてメインディッシュだもんね。
誰が一番ムカつくかって、国王。
ヘタレなのにやりたい放題で、ちゃんと天国に行けるかなあ?って何なんだこいつ……。
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今後、続編も読めるみたいで、
なんとなく気になってクレムエル(笑)をwikiで調べてしまった……。
陛下、アンタってひとは……そこまでクズだったなんて……。
なんかすごいクロムウェルさん好きになってきた。
うああああ早くヒラリーさんが書く続きを読みたい!!