【感想・ネタバレ】蘇えるスナイパー(下)のレビュー

あらすじ

ニューヨーク・タイムズを初め各メディアは連続狙撃犯の正体は自殺したヴェトナム戦争の名狙撃手だと報道したが、ボブは毅然と異を唱える。最大の理由は異常なまでに正確な狙撃精度だった。被疑者が持っていた旧式のスコープで、ここまでの精密射撃は不可能だった。それを可能にするのは超小型コンピュータ内臓のハイテク・スコープ〈iSniper〉だけ・・・。ボブはその製造販売会社の実地講習会に潜入することを決意する。スナイパーの精髄を描破したシリーズ空前の傑作!

...続きを読む
\ レビュー投稿でポイントプレゼント / ※購入済みの作品が対象となります
レビューを書く

感情タグBEST3

このページにはネタバレを含むレビューが表示されています

Posted by ブクログ

ネタバレ

ボブ.リー.サーガのシリーズ最新作は、原点回帰でスナイパーに徹頭徹尾拘った傑作であり、前々作で赤穂浪士のサムライになってしまい、前作では単なる親になって、少々脱線して黄昏て終わった感のある主人公が、まさしくスナイパーとして蘇ったのが本作である。ただし、とうに60を超えた年なので、流石にドンパチは少なく見せ場は絞られている。スナイパー同士の戦いは心理戦を含めたチェスの様で、ハイテクを老獪な経験が上回ることを示しているが、少々、ギャンブルが過ぎるか。また、最後の西部劇の決闘シーンは、父親のアールばりのガンファイト。すべてが収まることろに収まる終わりで、でもボブは根っからのスナイパーで、どこにいるのか誰にも誰にも知られてはいけないのだ、とする結びが最高。次回作も期待したい。

0
2011年01月25日

「小説」ランキング