【感想・ネタバレ】邪剣始末のレビュー

あらすじ

『月下上海』の松本清張賞受賞で一躍スターダムに上り詰めた“食堂のおばちゃん作家”山口恵以子さん。彼女のデビュー作が待望の文春文庫化! 新内流しの門付け芸人おれんは、義父の刀匠・呉羽暁斎の遺言で、彼が呪いを込めて打ってしまった邪剣四振の行方を追っている。おれんは、辻斬りに襲われているところを救った貸本屋・文三の力を借りて邪剣を探し当て、邪剣に魅せられた者たちと死闘を繰り広げていく――。

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Posted by ブクログ

薄々予想していたが、いざ迎えてみるとやるせない結末。苦い思いを伴う大人の男女の物語ながら、こまっしゃくれた口を利く太一の存在がいい息抜きになった。
邪剣と、その魔力に憑かれた人の悲しさを斬っていくおれんの潔さと強さが一筋の光。カッコいい女ってこういう人のことを言うのだな。

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2013年11月08日

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