【感想・ネタバレ】江戸の戯作絵本 1のレビュー

あらすじ

徹底的にいじり倒す
一流浮世絵師たちが描いた荒唐無稽なストーリー
杉浦日向子さんも愛読した名アンソロジーを文庫化
過激な政治諷刺からテレビだったら放送できない下ネタまで。自由奔放な江戸黄表紙の世界をご堪能下さい!

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江戸時代の大人の漫画「黄表紙」。その発想力、表現力は、とても250年前とは思えぬ斬新さ。本巻には、黄表紙というジャンルの創始者、恋川春町、朋誠堂喜三二、黄表紙の全盛期をもたらした山東京伝、芝全交らの作品を収録。個々の作品に共通するのは荒唐無稽なストーリーと圧倒的な馬鹿馬鹿しさ。神や仏が遊郭に入り浸り、うどんと蕎麦が薬味を従え、江戸名物の座を争う……。黄表紙は大ベストセラーとなり、もてない男が金に物を言わせて色男の真似事をする『江戸生艶気蒲焼』の主人公・艶二郎の顔は、手ぬぐいの柄にまでなった。傑作として名高いアンソロジーを、図版を撮り直し、全4冊で刊行。
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Posted by ブクログ

江戸時代の傑作黄表紙を紹介するアンソロジー。
挿絵豊富で、現代文でも分かるよう、訳と注を配置している。
・黄表紙とは ・凡例
<初期黄表紙集>
   「金々先生栄華夢」「御存商売物」など9作品
<全盛期黄表紙集>
   「狂言好野暮大名」「江戸生艶気樺焼」など8作品
・作者・画工略歴 ・「初期黄表紙集」概説
・「全盛期黄表紙集」概説 ・概説参考文献有り。

これまでの草双紙とは異なる、大人向けの読み物、黄表紙。
洒脱なナンセンスとパロディーは知的であり、
見立てと連想の妙が窺えるし、当時の江戸の話題や事件、
流行や言葉遊び等も巧みに取り入れている。
黄表紙ジャンルの始まりとなる、恋川春町の
「金々先生栄華夢」は、「邯鄲の夢」のパロディー。
「桃太郎後日噺」は桃太郎の後日談と、
鬼ヶ島が連れてきた白鬼の運命の、道成寺趣向。
「時花兮鶸茶曽我」は曽我物趣向の金の亡者たち。
「御存商売物」は、本尽くしの擬人化。
「万歳集著微来歴」は源平合戦趣向で描く、狂歌界の確執。
「頭てん天口有」は有名店が多数登場の、料理見立ての合戦。
「狂言好野暮大名」は、若殿様が歌舞伎に夢中になっての騒動。
「江戸生艶気蒲焼」は、京伝鼻と言われた獅子鼻の艶二郎の、
19歳にて浮名を流したいという思い込み願望が起こす珍談。
恋川春町、朋誠堂喜三二、山東京伝、四方山人(太田南畝)等の
奇抜な話と、それらを彩る画の表現が絡む、面白さ。
これらを読み解き、絵解きする、当時の読者の教養の高さも
知ることが出来ます。
但し、文字が小さいので読み進めるのが大変でした。

0
2024年03月30日

Posted by ブクログ

ネタバレ

全てのページに絵が入っているものとばかり思っていたら、文字だけのページもあった。文庫本だとやはり絵が小さく、さらに絵に添えられた文字も小さいので、訳と照らし合わせて読まないと、本文を見ただけではわからない。

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2024年12月05日

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